シックハウス症候群にならない跳ね上げ式ベッドをどうぞ

■シックハウス症候群にならない跳ね上げ式ベッドをどうぞ■

▪単身者の住む賃貸は狭小

全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)、公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会(全宅保証)が2017年に、47都道府県から各30人を無作為に選んで、全国の18歳以上の1人暮らしをしている男女2,350名を対象にしたアンケートを行いました。

その結果によると、住んでいる部屋の間取りに関して、3LDKが22.2%、1Kが17.5%、 2DKが10.9%、ワンルームが10.7%となっていました。

これが3大都市圏を対象とすれば、1Kやワンルームの割合が上がってくると考えられます。というのも、日本は山がちな国で平らな土地が限られています。そのため、人口が過密である都市部では、住宅の延べ床面積が狭くならざるを得ないからです。

また、月収当たりの家賃の割合は、20%が40.7%、10%以内が29.3%、30%が25.0%でした。これは、月給が高くないと家賃の高い物件を借りられないことになり、必然的に家賃が低い狭小物件と候補となります。

 

従って、狭い部屋をいかに広く快適に過ごすかが重要となります。

 

▪跳ね上げ式ベッドというもの

リフトアップ式ベッドとも呼ばれる跳ね上げ式ベッドは、昨今の単身者の間で人気となっています。

その名前が示すように、ベッドの一部が跳ね上がるものですが、床板が持ち上がります。このような仕組みがあるのは、床板下が収納になっているためです。

収納スペースに仕舞ってある物を取り出したり、仕舞ったりするために、マットレス床板を上げ下げするのです。

従って、ベッドと収納が一緒になっているので、狭い部屋の空間を効率よく利用することができます。これだけでも快適に室内で過ごすことが可能となります。

 

跳ね上げの仕組みには、ガス圧シリンダーが用いられています。そのため、1人暮らしの女性でも楽に跳ね上げられます。

それ故、跳ね上げ式ベッドがおすすめとなるのです。

 

▪気密性が高く狭いために部屋に空気が籠もる

建築技術の発展によって、とても気密性の高い住宅が造られるようになっています。その恩恵として、冬場の隙間風で悩まされたり、騒音が遮断されたり、など多く利点にあずかります。

ところが、あまりに気密性が高すぎて、思いもしない問題が生じることがあります。窓を開けたり、換気扇を回したりしないと空気が室内で停滞するのです。

 

▪シックハウス症候群とは

住宅の気密性が高まったことによって、気分が悪くなるなどの症状が出ることが起こって社会問題となりました。これが、シックハウス症候群と呼ばれるものです。

特に新築の家において壁紙、建具、家具などで使われる接着剤に含まれる揮発性の化学物質が室内に停滞することで、気分が悪くなったり、頭痛がしたり、吐き気がしたり、という症状が見られます。

 

▪シックハウス症候群の原因物質とその規制

シックハウス症候群を引き起こす物質には、ホルムアルデヒド、ベンゼン、トルエン、キシレンなどが知られています。

中でも、沸点が低くて揮発しやすいホルムアルデヒドは、厳しく規制されています。

 

2003(平成15)年には、建築基準法が改正されて、換気設備の設置が義務づけられました。また、厚生労働省の「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」において、室内濃度指針値策定物質となる14物質として、アセトアルデヒド、フェノブカルブ、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、エチルベンゼン、スチレン、 クロルピリホス、フタル酸ジ-n-ブチル、テトラデカン、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル、ダイアジノン、総揮発性有機化合物量(TVOC)が規制されています。

 

▪JISやJASによる規制

ホルムアルデヒドに関しては、JIS規格(日本工業規格)とJAS(日本農林規格)でも規制されています。

木材や接着剤において、ホルムアルデヒドの放散量が規定されています。

 

製品には、ホルムアルデヒドの放散量が等級で表示されています。☆で表され、その数が多いほど放散量が少なくなっています。

F☆☆☆☆は建築基準法の規制対象外、F☆☆☆は第3種ホルムアルデヒド発散建築材料、F☆☆は第2種ホルムアルデヒド発散建築材料で、第1種ホルムアルデヒド発散建築材料は使用禁止です。

この等級マークを参考に製品を選ぶことが重要になります。

 

▪安全性の高い跳ね上げ式ベッド

気密性の高い狭い部屋で、ホルムアルデヒドを放散するベッドを使うと、気分が悪くなって快眠することは不可能です。

そこで、ホルムアルデヒドの放散量が極めて微量である木材を使用している跳ね上げ式を購入することが大切です。

購入に際しては、放散量の等級表示がされていて、安心して使うものを選ぶことが必要となります。

実際、跳ね上げ式ベッドの多くの製品は、ホルムアルデヒドの放散量が微量のものになっています。

 

▪まとめ

以上より、シックハウス症候群は、狭くて気密性の高い住宅で多発しています。従って、1人暮らしで1Kやワンルームのような部屋に住んでいる場合、省スペース化のために購入する際、跳ね上げ式ベッドにホルムアルデヒドの放散量を示すF☆☆☆☆のマークが付いているものを選ぶことが賢明です。

それでは、シックハウス症候群にならない材を用いている安全な跳ね上げ式ベッドを用いて、健康的な眠りをとってください。


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