不要になったソファーベッドの処分の仕方

平地が少ない国土を持つ日本

 日本の大地は、地球の歴史において比較的最近に形成されたため、山が多くなっており、平野は少なくなっています。
 その平らな土地に多くの人が住んでいるため、戸々の住宅の延べ床面積は狭くなってしまいます。これは、特に人口が密集している都市部ではその傾向は顕著で、非常に狭小になります。更に、集合住宅ともなると戸建てよりも広くはありません。
 そのため、狭い住宅の部屋もそれに伴って狭くなり、部屋の中に多くの家具を置くことはスペース的に無理があります。
 従って、大型のソファーやベッドを一緒に置いて使うことは、あまり現実的ではないのが日本の住宅事情と言えます。そこで、狭い部屋の空間を有効に使うことが求められます。

ソファーベッドというもの

 ワンルームという究極に狭い部屋であっても、ソファーとベッドを使って日々の生活を送りたいという欲求が存在していることは事実です。
 このようなニーズを満たすために開発された製品が、ソファーベッドなのです。
 眠っていないときはソファーとして用いて座ります。他方、眠るときはベッドとして用いて寝転びます。
 このようなことを可能としている理由は、ソファーとベッドが互いに変形して入れ替わることができるからです。
 リクライニング式、カウチタイプ、三つ折り式という仕組みを駆使して、ソファーとベッドが相互変換するのです。

狭い家から広い家への引っ越し

 ワンルームが話題に出ましたが、このような部屋は賃貸で、住んでいる人は単身者であるため、結婚などの人生の変化において、もっと広い住宅に引っ越すことが起こります。
 そうなると、愛用していたソファーベッドが不要になってしまいます。実際、結婚による転居では、新たにダブルベッドを買うことが多いことが統計的に知られています。

 従って、生活の変化に伴って、ソファーベッドを処分する必要性が生じることがあります。その際の廃棄方法が重要となります。

ソファーベッドの分類上の区分

 ソファーベッドは、ソファーなのか、ベッドなのか、疑問が残ります。
 JIS規格という日本の工業規格があり、多くの工業製品の規格、品質、安全性を規定しています。
 しかしながら、ソファーベッドそのままを規定したJIS規格は存在しません。
 そこで、類似した製品を探してみると、住宅用普通ベッドを規定するS1102というJIS規格があります。
 S1102というJIS規格では、住宅用普通ベッドの定義として、マットレスとそれを支える構造体を指しています。
 従って、ソファーベッドは、厳密に言えば、マットレスを支える構造体とは必ずしもないため、JIS規格で言うところの住宅用普通ベッドの範疇には入りません。とはいうものの、ベッドの一種と見なすことができると言えます。ベッドフレームということになります。

 それから、ソファーを規定したJIS規格は存在しません。
 基本的には、ベッドフレームの捨て方に準じたソファーベッドの廃棄を行うことになります。しかし、これはベッドの状態のソファーベッドに関したもので、ソファーの状態のソファーベッドに関してはソファーとして扱うことができると考えられます。

自治体における廃棄

 自治体では、粗大ごみとして家具を処分してくれます。その際、処理手数料が必要なり、また、自治体によってルールが異なってくるので、予め確認することが大事になります。

 例えば、神戸市の場合、応接いす(1人掛け用)が1脚900円、応接いす(2人掛け用以上)が1脚1,200円の処分料金になります。そして、ベッド(マットレスを除いたシングルベッド)が1台900円、ベッド(マットレスを除いたシングルベッド以外)が1台1,200円となります。
 このようなケースでは、ソファーベッドは、ソファーとして出しても、ベッドとして出しても料金は変わりません。

 広島市の場合、いす(ソファー)は、1人用のものが1脚5,00円、2人用のものが1脚1,000円、3人以上用のものが1脚1,250円になります。そして、ベッド(マットレスを除いた1人用)が1台750円、ベッド(マットレスを除いた2人用)が1台1,000円となります。
 このようなケースでは、ソファーベッドは、1人用では、ソファーとして出した方が割安になることもあります。

 このように、自治体の料金体系を把握することで、ソファーベッドの処分の料金に違いが生じてくることがあります。必ず、お住まいの自治体の粗大ごみの処理手数料を確認することが大切です。
 また、自分自身で指定された場所にソファーベッドを移動させる必要があります。しかし、自治体によっては、高齢者などを対象にして運び出しのサービスがあるところも存在します。

リサイクルショップによる廃棄

 廃棄するのはエコロジーに反すると意見を持っている方は、リサイクルショップを利用するという手もあります。
 ソファーベッドは重いので店頭まで持参することは大変です。そこで、自宅まで見積もりに来てもらい、買い取りや引き取りの価格を出してもらうことができます。
 実際問題として、リサイクルショップがソファーベッドを買い取ってくれることは、店頭に置いても売れそうにないのであまりないと思われます。
 そのため、お金を出して引き取ってもらうことになることが予想されますが、自治体で処分する際に指定された場所まで自分で持ち出す手間は省かれます。

回収業者による廃棄

 確実にソファーベッドを処分することができる方法は、お金を払って回数業者に引き取ってもらうことです。
 この場合も、自分で運び出しの手間が掛かりません。
また、ソファーとして扱うのか、ベッドとして扱うのか、業者によって差がある可能性があります。事前に、ソファーとベッドのそれぞれの引き取り価格を把握しておくことが賢明です。

譲渡による所有権の移行

 新たな使用者を見つけ出して、譲渡するという方法もあります。これは、相対取引になるので、互いに納得にいくような条件を確認し合う必要があります。
 無償になるか、お金をいただくかは、利用するサービスによっても違ってきます。後々、トラブルのないように心掛けて対処する必要があります。

まとめ

 以上より、ソファーベッドを処分する方法として自治体を利用することが多いと考えられます。その際は、住んでいる自治体の粗大ごみの出し方や処理料金を事前に確認しておくことが重要となります。
 また、その際、ソファーとして廃棄するか、ベッドとして廃棄するかで料金が変わってくることがあるようです。
 それ以外の処理方法には、リサイクルショップや回収業者を用いるのも有効な手段です。
 それでは、ソファーベッドを適切な方法で処分して、新たな生活を踏み出してください。

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