知っておきたいソファーベッドの3つメリットと2つのデメリット
■知っておきたいソファーベッドの3つメリットと2つのデメリット■
▪狭い部屋で好まれるソファーベッド
昨今の住宅事情として、都市部では広い土地を取得するのが容易ではありません。そのため、個々の住宅の延べ床面積も狭くなってしまいます。
更に、家を構成する部屋も狭小となってしまうため、多くの家具を同じ部屋に置くことはできず。厳選したものを配置することになります。
このような場合に、無理にいろいろな家具を置くと窮屈以外の何物でもありません。これはとてもストレスとなって返ってきます。
従って、狭い部屋をいかに効率よく使うかが重要となります。
▪ソファーベッドの概略
課題となっている狭小空間の効率的な利用を可能とするものとして、ソファーベッドがあります。
これは、ソファーとしても、ベッドとしても使用することができる優れた家具です。その仕組みには、リクライニング式、カウチタイプ、三つ折り式(折りたたみ式)というものが採用されています。
つまり、ソファーとベッドが相互に入れ替えることが必要に応じてできるのです。ここまで、ダイナミックな動きを見せる家具は、他にはあまりないのではないでしょうか。
このように特色のあるソファーベッドですが、そのメリットとデメリットに関して観てみたいと思います。
▪省スペース化というメリット
ソファーベッドの最大の効用として挙げられるメリットは、狭い部屋を効率よく使うことができるということです。
最近のソファーベッドは、これが開発コンセプトとなっている製品がほとんどを占めていると考えられます。
ソファーとベッドが同じ場所で使えるというこうことは、本来ならば2つ分の家具が占拠されるところが、1つ分の家具のスペースだけで収まることを意味します。
従って、省スペース化が図られることになり、これは狭い部屋の住民にとっては、何より代えがたいメリットではないでしょうか。
更に、ソファーベッドの中には、座面の下に収納が設けられている仕様もあり、ソファーとベッドと収納家具という3つの家具の機能を果たすことになります。
これは更に省スペース化を促す製品であると言えます。
いずれにしても、ソファーベッドは狭小空間で威力を発揮するという認識で間違いはありません。
▪意外とよい座り心地というメリット
ソファーベッドには幾つかの仕様がありますが、カウチタイプのものは、以外と座ってみると体の収まりのよいものです。
カウチソファーは、足を伸ばして座ることができるものです。ソファーベッドのカウチタイプは、更に、背もたれもリクライニング式になっていて、好みの位置まで倒すことができます。
こうした状態で、座ってみると、心身ともにとてもリラックスすることができます。
膝を曲げた姿勢と膝を伸ばした姿勢では、血行が違ってきます。足が伸びていることで足先まで血がきちんと通うようになり、冷え性が解消されると同時に、新陳代謝が活発化してきます。
更に、足を伸ばして背もたれにもたれることで、体重の負荷を全身で受け止めることができるため、特定の箇所に負荷が集中することがなくなるので疲れにくくなります。多くのカウチ対応の製品は、座面にクッション性があるので楽に座り続けることができます。
既にこの状態でも眠ってしまいそうです。
また、この姿勢で、テレビやCDの観賞をしたり、読書をしたりと文化活動を行うにも最高です。
▪狭い部屋で異彩を放つアクセントというメリット
ソファーベッドはデザイン性に富んだものが多く製造されています。
例えば、カラーリングで言えば、市松模様のソファーベッドはとてもおしゃれではないでしょうか。
また、素材も幾つか種類があり、ファブリック、合成皮革、本革が主なもので、他にもまだあります。
特に、革製のものは、素材独特の高級感が漂ってきます。ソファーベッドは概して狭い部屋に置かれるものであるので、非常に存在感を放つことになります。
▪寝心地が悪いというデメリット
ソファーベッドは良い面ばかりを持っているわけではありません。当然、デメリットも存在します。
中でも、特に危惧されるものとしては、寝心地が悪いという点です。
この原因は、ソファーベッドをベッドの状態にした際に、各パーツとの間に隙間や段差が生じてしまうことにあります。
具体的には、背もたれと座面の間に隙間や段差があるというものです。
こうなると、この箇所に体がくると痛かったり、違和感があったりすることになり、寝心地が悪くなって熟睡の妨げとなります。
そのため、製品を選ぶ際には、ベッドにした場合に各パーツ同士の状態に注目して、寝心地に影響があるかを判断する必要があります。
また、仮に、繋ぎ目に問題があるとしても、ベッドの上に薄手のマットレスを敷くなどの対応で解決されることがあります。
▪素材のよって挙動の異なる湿気のデメリット
ヒトが寝ている際には約200 mLの汗をかいています。この汗に端を発する湿気の行方が問題となります。
というのも、湿気が籠もると、アレルギー反応の原因となる胞子を出すカビが発生するからです。
ソファーベッドの場合、表面の素材が何であるかで、湿気の行方が異なってきます。
通気性のない合成皮革では湿気は通らないので、中に入り込むことがないため、中に湿気が籠もってそこでカビが生えることがありません。
他方、ファブリックや本革は通気性があるので湿気が通ります。特にファブリックではよく湿気が透過します。
従って、これらの素材では、中が湿気ってカビの生えることが懸念されます。
しかし、脚付きのものであれば、透過して室内に湿気が放散されるので、さほどカビの心配はありませんが、皆無ではありません。
また、下が引き出しのように隔離された収納であれば、湿気が籠もることがあります。この場合、こまめに開け閉めして取り出す頻度の高い物を入れたり、除湿材を入れたりすることで対応することができます。
そして、床板がすのこになっていて湿気が隙間から逃げていく仕様のものもあります。
このように、素材の特徴をきちんと理解すれば、湿気の対策を適切にとることが充分に可能ですので、それほど、心配するほどのことではないと言えます。
▪まとめ
以上より、狭い部屋で用いられるソファーベッドには、メリットとデメリットが存在します。
メリットは、省スペース化、リラックスできること、部屋の雰囲気を司ること、などがあります。
他方、デメリットは、寝心地が悪いこと、仕様によってはカビの発生するリスクがあること、などがあります。しかし、きちんと対策をとれば、解消されます。
それでは、長所と短所を持っているソファーベッドではありますが、それを踏まえて使用することで快適な毎日を過ごしてください。
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