家族で一緒に寝られるソファーベッドはないの?
■家族で一緒に寝られるソファーベッドはないの?■
▪疑問確認▪
ソファーベッドは、単身者が使ったり、急な来客が使ったりというイメージがあるけれど、家族で使うことはできないのかしら、という疑問を持つ方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。
▪家族の人数に関わらず狭い日本の住宅
日本の住宅は、とりわけ、首都圏や近畿圏のような都市部において、住宅の延べ床面積が狭くなっており、全国平均を下回っています。
統計的にも総務省の「日本の住宅・土地-平成25年住宅・土地統計調査の解説」(平成28年2月29日)で、その事実が明らかにされています。
その理由としては、日本国内において住宅を建設するのに適している地盤がしっかりとした平地が多くないために、土地の確保が困難であるということが挙げられます。
従って、家族の人数が増えたからといって、容易に延べ床面積の広い家に住むことは適いません。かろうじて、3階建ての戸建てにして、延べ床面積を増やすことが可能となっています。
そして、戸建てではなく、マンションともなると狭小問題は、更に状況は深刻となります。
こうなると、物理的な面積を増やすことができないため、狭い空間でも快適な暮らしを送れるような対応が重要となります。
その対策が不充分であれば、部屋の中が物で溢れかえって雑然としたり、窮屈になったりします。
▪家族の人数
単身者からなる家族が増えている傾向のある日本ですが、夫婦と子どもから家族という核家族がファミリーとしてまず思い浮かびます。
合計特殊出生率は、女性が生涯に生む子どもの人数を示した指標ですが、1975年以降、2を割り込んでいて、1人、ないしは、2人の子どもを産む傾向にあることが分かります。
また、日本では家族揃って寝ることが一般化しています。そのため、親と子の3人、または、4人で一緒に寝ることが、上述の数字から想定されます。
実のところ、これを想定した製品が開発されて販売されているのです。
▪ソファーベッドというもの
狭い部屋を有効に活用するためのアイテムとして人気となっているものに、ソファーベッドがあります。
事例としては、特に、究極の狭小部屋であるワンルームのアパートやマンションに住む単身者、来客専用のベッドを置くスペースがないけれども通常、ソファーとして使っている家庭などで、利用されています。
もちろん、それ以外の人達にも受け入れられています。
狭さを解消する訳は、ソファーベッドは1つの家具でありながらも、その名から暗示されるように、ソファーとしても、ベッドとしても使うことができるのです。
その仕組みは、ソファーからベッド、逆に、ベッドからソファーへと変形することが可能な機構を備えています。リクライニング式、カウチタイプ、三つ折り式(折りたたみ式)がその主な機構で、製品によっては幾つか組み合わされていることもあります。
それ故、狭い部屋であっても、ソファーとベッドを用いることができるのです。
▪フロアベッドというもの
ベッドには、いろいろな種類がありますが、フロアベッドと呼ばれるものもあります。
これは高さが抑えられたベッドであるため、天井が高く見え、部屋が開放的になって広く見えます。
また、高さがないため、ベッドの上から赤ちゃんや幼児が落ちても大怪我をするリスクはほぼないに等しいです。
そのため、赤ちゃんや幼児のいる家庭では、フロアベッドはとても人気となっています。
▪ファミリー向けのソファーベッド
小さい子どもいる家庭では、ベッドからの落下事故が気になります。そこで、高さのないフロアベッドはおすすめとなります。
しかし、家が狭いという事情により、ベッドはフロアベッドを採択して、別の家具であるソファーを諦めてしまうということはよくあることです。
この問題を一手に解決するのが、ソファーベッドです。つまり、ソファーベッドの中には、ファミリー向けに開発されたものがあるのです。
それは、ソファーベッドとフロアベッドを融合させたものです。
ソファーとして使っている背もたれが折りたたまれており、ベッドにするときは、座面を引き出すとともに背もたれを前方に出すのです。
サイズとしては、幅200-240 cmのものが用意されているので、家族揃って寝ることができます。
こうなると、もはやソファーベッドというよりも、通常のベッドと変わりません。
その根拠として、S1102というJIS規格では、住宅用普通ベッドとは、マットレスとそれを支える構造体と定義されています。
まさに、ここで紹介しているファミリー向けのソファーベッドは、住宅用普通ベッドの範疇に属することになります。
▪高さのないソファーベッドの効果
視覚的な効果、および、物理的な効果を検証してみると、高さがないソファーベッドは、天井までの距離が長くなるので、部屋が広々として見えます。
また、ソファーとベッドが一体化しているので、省スペース化が図られ、物理的にも部屋が広々とします。
従って、三位一体であるソファーフロアベッドこそ、狭い部屋を効率的に利用する究極の家具であると言えます。
▪まとめ
以上より、小さい子どもいる家庭では、狭い部屋であってもベッドとソファーを両方ともに使いたいというニーズがあります。
それを可能にする家具が、高さのないソファーベッドです。
まず、高さがないので、赤ちゃんや幼児がベッドから落下しても大怪我には至りません。
そして、ソファーとベッドが入れ替わる仕組みを持つために、狭くても2つの家具の用途を1つの家具で果たすソファーベッドの高さを抑えた仕様にすることで、家族で一緒に寝ることができます。幅が広いので充分に寝ることが可能となっています。
それでは、ファミリー向けのソファーベッドで、川の字で一緒に寝て、心地よい睡眠を享受してください。
家族一緒でも使えるおすすめのソファーベッドはこちらのショップで購入できます。