【DIY】反ってしまった板を使った棚収納の修正
■反ってしまった板を使った棚収納の修正■
▪ 2×4による非侵襲的な棚の製作▪
棚をDIYで取り付けしたい場合、壁に穴をあけるのは抵抗があるものです。そこで、壁や天井を傷付けずに、棚を増設できる方法が最近、特に注目を集めています。
つまり、2×4という規格の木材を柱として、ラブリコやディアウォールという製品をその上下につけて、床と天井で挟むように柱を立て、そして、棚を設けるというものです。
▪反ったままの板の使用▪
棚板にしようと購入したクルミの板を数年間、仕舞っておいたところ、乾燥して反ってしまいました。これを鉋で削って平らにするには、木が堅いため、このまま、反った状態で板を製作しました。
当然ながら、棚受けと板との間に隙間があいた状況となりました。
▪浮いた部分の埋め材▪
反った板と棚受けとの間を埋める材として、長さを調整するために2×4を切ったものを再利用することにしました。これならば、捨てるはずの具材を利用することができて、経済的でもあり、環境調和的でもあります。
▪2×4の残り材のノコギリによる切り出しと修正▪
隙間は5 mmから15 mmほどの幅があり、38 mm x 89 mm x 15 mmの板をノコギリで切り出し、この38 mmを半分した板とします。
そして、隙間のおおよその斜めのラインと合わせて、個々において、ノコギリで斜めに切り出します。
▪木工ヤスリでの修正▪
ノコギリで切り出した台形のような木材を、後は、木工ヤスリで削りだして、個々の隙間に合うように修正しました。
更に、サンドペーパーで研磨して綺麗に仕上げます。
▪ワトコオイルの塗布と設置▪
仮に設置した状態で、千枚通しで棚受けの穴の中央に印をつけます。そして、ドリルで穴をあけます。次ぎに、SPFという種類の木である埋め材にワトコオイルを塗布して、乾燥させました。
そして、取り付けてビスをねじ込み、固定させました。これで、上から荷重を加えても、しっかりと先端の埋め材が重みを受け止めています。
▪まとめ▪
以上より、反った板を用いて棚を作ると棚受けとの間に先端部分に隙間が生じます。この隙間を埋める材として、2×4の木を切った残りを用いるのが経済的です。
これをノコギリとヤスリとサンドペーパーで形を整えて、ワトコオイルを塗布します。そして、板と棚受けの間に挟んでビスで固定します。これで、棚に物を載せても問題なく、使うことができます。
それでは、隙間がある場合、このようにして埋めてみることを試してみてはいかがでしょうか。