薄型チェストとJIS規格・SG規格

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■薄型チェストとJIS規格・SG規格

▪ JIS規格とは

日本工業規格(Japanese Industrial Standards)の頭文字を取ってJISと言っています。JIS規格とは日本の国家規格で、工業製品の規格や評価試験法を定めたものです。昭和24年(1949年)に制定された工業標準化法に基づいて、日本工業標準調査会(JISC)の審議を経て、主務大臣が制定します。

認可された製品には、JISマークが付けられています。

 

▪ SG規格とは

Safe Goods (安全な製品)の頭文字を取ってSGと言っています。一般財団法人製品安全協会が、昭和48年(1973年)10月に施行された消費生活用製品安全法に基づいて認可します。

認可された製品には、SGマークが付けられています。そして、SGマークの付いている製品に欠陥があって人身事故の起きた場合、対人賠償保険で1億円までの賠償措置をすることが講じられることになっています。このような保証は、JISマークにはありません。

 

▪薄型チェストに関して

奥行きのあまりないチェストが薄型チェストで、狭いスペースに置いて収納として使うことが可能となっています。

家の中には、収納家具を置きたくても狭くて置けないというところが存在するものです。例えば、洗面所、脱衣所、クローゼットなどです。薄型チェストはこのような狭小スペースに据えて使うのに適しており、実際、そのニーズを満たしているようです。

最近関心を集めている薄型チェストですが、安全などに関して規格を満たしているか、気になるところです。ここでは、それを検証することにしたいと思います。

 

▪チェストに関する規格

JIS規格にチェストやたんすという項目がないため、家具という範疇に入ることになります。その場合、JISS1017という「家具の性能試験方法通則」などが該当することになります。

そこで、JISS1017を概観してみることにします。

家具の性能試験に関する性能分類として、安全性、機能性、強度、耐久性があります。

安全性の中で抜粋すると、安定性は、地震、振動その他の外力によって転倒しないこと。毒性は、表面材(塗料など)が毒性をもたないこと。傷害性は、突起や角に衣服がひっかかったり、人体に傷を与えたりしないこと。耐火性は、火に耐えて、燃えにくいこと。耐電気性は、漏電を生じないこと。異臭性は、目や鼻を刺激するようなガスの発生、いやなにおいのしないこと、となっています。

機能性の中で抜粋すると、操作性(円滑性)は、可動部分の操作が円滑で、開閉に支障がないこと。寸法精度は、精度よく製作されていること、となっています。

強度の中で、静荷重は、静的荷重に対し変形、破壊しないこと。動荷重は、動的荷重に対し変形、破壊しないこと、となっています。

耐久性の中で、耐候性は、構造及び表面状態などがある期間にわたり品質を損なわずに使用に耐え得ること。表面処理性は、表面材が衝撃やひっかきなどによって傷つかないこと。繰り返し耐久性は、繰り返し使用に耐え得ること、となっています。

これらの各性能項目において試験が課せられています。例えば、安全性の中で、転倒破壊の有無をみる耐震安定性試験、転倒の有無をみる耐転倒性試験、収納物の転倒・落下をみる収納安定性試験、があります。

その他の性能項目に関しては、紙面の都合上、割愛させていただきます。気になる場合は、JISS1017を参照してください。

 

従って、JIS規格を満たす家具は、厳密な試験をクリアしており、安全や品質に関してとても安心して使用できることになります。

 

他方、SG規格の分類3である家具・家庭用品には、チェスト、たんすは品目として入っていません。また、それに類する製品もないため、薄型チェストはSG規格では規定されないと考えられます。

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▪薄型チェストと規格

残念ながら、薄型チェストは直接的にはJIS規格では規定されていないようですが、広義として、JISS1017という「家具の性能試験方法通則」で規定されていると認識することはできます。また、薄型チェストはSG規格では規定されていないようです。

とはいうものの、現在流通している薄型チェストで、JISマークの付いているものはほとんどないように思われます。そのため、信用できるところから購入したり、日本製のものを購入したりすることで、リスクを低減することになります。

 

▪まとめ

以上より、JIS規格やSG規格は、制定された規格に従って製品を規格化するとともに厳密な評価試験でそれを確認しています。そのため、JISマークやSGマークの付いた製品は、安全や品質に関して安心して使用することができるのです。

薄型チェストを直接規定するJIS規格はありませんが、JISS1017「家具の性能試験方法通則」で規定されるとみなされます。また、薄型チェストはSG規格では規定されていないようです。

従って、薄型チェストを購入する際の注意点として、メーカーや販売店が信用できるか、日本製か外国製か、ということなどを留意して、納得の上で購入していただきたいとおもいます。しかし、薄型チェストはコンパクトな収納家具ですので、転倒などで大事故に至る危険性はあまりないと思われます。

それでは、規格に則った薄型チェストがあれば、それを購入してお使いになることをおすすめします。


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