DIYで、すのこベッドを作れますか?
■DIYで、すのこベッドを作れますか?■
■疑問確認■
市販のすのこベッドではなく、自分で思いのままのすのこベッドを作ることは可能かどうか、という疑問を持つ方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。
■湿気の多い気候に適したすのこベッド■
日本は、梅雨や秋雨があったり、夏は高温多湿であったり、また、冬でも結露が生じたりして、湿気の多い風土です。
そのため、油断しているとカビが生えてしまいます。それは、風呂場、流し、結露が生じる窓という水と関連している箇所だけではありません。
ヒトが寝ている間にかいた約200 mLの汗が寝具に籠もり、ベッドにカビが生えてしまうことがあります。そればかりか、ダニも発生してしまいます。その結果、カビの胞子、ダニの死骸・糞・脱皮殻をアレルゲン(抗原)とした喘息、接触性皮膚炎などのアレルギー反応が起こります。
そのため、ベッドにカビやダニが発生しないようにすることが大切になります。それを可能とするものが、すのこベッドと呼ばれるものです。
これは、その名の通り、すのこが床板に用いられたベッドのことです。すのこに存在する隙間からマットレスや布団に籠もった湿気が逃げていき、寝具に乾燥をもたらします。
このように、すのこベッドは、とても衛生的な寝具なのです。
■DIYによるすのこベッドの製作■
市販のすのこベッドには、デザインにおいても、サイズにおいても非常に多くの仕様があります。
しかしながら、こだわりのある人の中には、市販のすのこベッドでは満足できないということもあるかもしれません。その場合、自ら自分の好みに適うすのこベッドを製作することで、満足のゆくものを得ることができます。
それでは、すのこベッドをDIYするに当たり、注意すべき点を検証することにします。
■フレームのないタイプのすのこベッド■
人気となっているすのこベッドですが、フレームのあるタイプとないタイプが存在します。
まず、製作が簡単であると思われるフレームのないタイプについて見てみます。これは、風呂場や押し入れなどで使われる市販のすのこをそのまま利用するだけで、すのこベッドを設えることができます。
つまり、すのこを床に敷いて、その上に布団を載せることで、すのこベッドとなります。従って、とても安価ですのこベッドを作ることができ、そして、サイズも思いのままに広さにすることが可能です。
実のところ、これと非常に似ているすのこベッドが売られています。
この形態であれば、寝ていないときは布団と一緒にすのこを上げることで、部屋の空間を有効的に使え、省スペース化が実現します。
家族の人数が多いのでサイズの大きなベッドを使いたい場合、市販のワイドサイズのすのこベッドが高額で手が出せないという家庭もあるかもしれません。
これこそ、DIYのすのこベッドが威力を発揮します。
■フレームのあるタイプのすのこベッド■
フレームのあるタイプのすのこベッドを作るのであれば、脚が4本あるもの、ないしは、脚のないフロアベッドのようなものになると思われます。
難易度から言えば、脚のないタイプが作るのが簡単です。というのも、すのこを載せる台を製作するだけで済むからです。すのこの大きさに合わせた枠を設けたり、ヘッドボードとフットボードに相当するものを設けて必要に応じて間にも適当な台を挟んだりするのです。
脚のあるタイプは、脚のないタイプに脚を取り付けた構造、または、脚の間に板を渡して枠状に設えた構造があります。
■ヘッドボードのDIY■
ヘッドボードはDIYでさまざまな工夫やデザインを施すことが箇所です。
宮付きのヘッドボードにしたいのであれば、棚、掘り込み式の棚であるニッチ、戸棚などを設えることで、目覚まし時計や小物などを置くことできます。
また、レザーで覆うことで、高級感が溢れたヘッドボードをすのこベッドに設置することができ、重厚でモダンな空間を創出します。
それから、カラーリングも市販のものにはない色にすることも可能であるばかりでなく、模様や絵を施すことでオンリーワンのすのこベッドを寝室に誕生させられます。
すのこベッドの可能性がとても広がります。
■ヘッドボード以外の部位のDIY■
すのこベッドのDIYは、木材を使って行われることがほとんどであると考えられます。そのため、ヘッドボード以外の部位として、フレームの一部であるサイドボード、フットボード、脚などが手を施す対象となります。
その場合、カラーを好みの色で塗装することが挙げられます。ヘッドボードとの配色を考慮して、寝室の雰囲気作りに大いに役立ちます。
■まとめ■
以上より、市販のすのこベッドでは満足できない場合、DIYで好みのものを製作することも1つの方法です。すのこベッドには、フレームの有無により2つの仕様がありますが、フレームのないものであれば、単にすのこを買ってきて、その上に布団を敷けばもう完成です。
本格派は、フレームのあるもので、フレームを自作したり、脚を付けたり、色を塗ったりなど、さまざまな仕様を創出することが可能です。
それでは、DIYで自分の欲するすのこベッドをこしらえて、快適な睡眠を確保してみてください。
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