冬の寒さに対して、すのこベッドはどうですか?

■冬の寒さに対して、すのこベッドはどうですか?■

 

■疑問確認■

すのこベッドは床板に隙間が空いているため、冬は寒くないですか、という疑問を持つ方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。アイテムに頼ることで解決できそうです。

 

■夏は高温多湿の日本の気候■

日本の夏は、世界的に見てもとても過ごしにくいほど、高温多湿となっています。

そして、近年は、都市がアスファルトで覆われたりした結果、ヒートアイランド現象という郊外に比べて都市部の夏の気温が高くなる傾向にあります。その上、熱帯夜ともなると寝ているときの量も多くなります。

従って、湿気が多いという気候により、日本の住宅ではカビがよく生えます。それに伴い、アレルギー反応を引き起こして、健康に支障をきたします。

そのため、特に長い時間を過ごすベッドでは、湿気対策を入念に行っておくことが肝要です。喘息などのアレルギー反応で、良質な眠りが確保できなければ、仕事や学業に影響がでてきてしまうおそれがあります。

 

■すのこベッドというもの■

夏の暑さとは関係なく、ヒトが寝ている間に約200 mLの汗をかいています。これは、睡眠時には体温の設定温度が起きているときよりも低めになっているので、生理クーラーの原理を用いて汗をかいて体温を下げているのです。

従って、ベッドにおける湿気の問題は、1年を通して存在することであると言えます。

これを解決するためのアイテムが、すのこベッドと呼ばれるものです。その名の示す通り、床板がすのこになっているので、その隙間から寝具に籠もった湿気が逃げてゆきます。

それ故、湿気が乾燥気味になり、カビが発生するリスクが抑えられているのです。すのこベッドは、とても衛生的なものであると言え、おすすめとなっています。

 

■冬のすのこベッド■

しかしながら、夏と比べれば、冬の室内は各段に寒くなっています。そのため、冬でもかく汗を蒸散させるには適したすのこの隙間ですが、フローリングの冷たさによる冷気が逆にその隙間から寝具に伝わってくる可能性があります

更に、この冷気によって汗に起因する湿気が再度、凝縮されて結露が生じることも考えられます

この点が、すのこベッドのデメリットとして挙げられるものかもしれません。まったくのデメリットのない製品はないものですが、何かしらの対策があるものです。

 

■冷気にはジョイントマット■

とはいえ、冬のすのこベッドにおける冷気の対策方法もあります。冬の冷たいフローリングの上に断熱性のあるジョイントマットやコルクマットを敷くことで、冷気を物理的に遮断するという方法です。

ジョイントマットもコルクマットも、メインとなる成分はEVAという軟らかい樹脂であるため、断熱性に優れています。

 

また、断熱シートをすのことマットレスの間に挟んで敷くことは、逆効果になります。確かに、下からの冷気が遮断されるかもしれませんが、湿気が寝具に籠もることでカビが生えてしまう可能性が高くなります。

これでは、すのこベッドのメリットを生かし切れていません。

 

■冷気対策として厚めのマットレス■

使っている敷き布団では冬に下から伝わってくる冷気が耐えられないということの別の対策方法として、マットレスを用いるという手段もあります。

厚みのあるマットレスであれば、中に含まれる空気の層がある程度、断熱効果を示すと考えられます

 

■すのこベッドの下の収納スペース化■

冬のフローリングから冷気を遮断する方法として、すのこベッドの下を収納スペースとして用いることも挙げられます

これならば、床とすのこの間には、物が存在することになるので、直接的な影響を和らげることが期待されます。

 

このように、冬場においても、すのこベッドを充分に活用できることが分かります。

 

■冬の窓からの冷気■

とはいうものの、窓から降ってくる冷気は、床から伝わってくる冷気以上に寒さを感じさせるものと思われます。

従って、窓に付けたカーテンを寝るときは閉じたり、部屋全体を暖房で暖めたりすることも肝要です。

 

それ以外にも、寝具として、羽毛の掛け布団を使うことで、基礎代謝の熱が羽毛の中に閉じ込められ、次第に暖かくなっていきます

これならば、エネルギーを使わないのでとてもエコロジーであると言えます。少し高価かもしれませんが、対費用効果を考えるとペイしていると考えられます。

 

■まとめ■

以上より、すのこベッドは、床板に隙間が空いているので、通気性に優れているため、寝ている間にかいた汗がその隙間から蒸散していきます。そのため、高温多湿によるカビの発生が抑えられます。

しかしながら、冬はその特性が生かし切れず、冷たいフローリングから伝わってくる冷気にさらされる可能性があります。

そこで、フローリングにジョイントマットやコルクマットを敷くことで、冷気を遮断することができます。また、暖房によって寝室を暖めることも有効です。

それでは、冬の時期はフローリングにジョイントマットを敷いて、すのこベッドによる健康的な睡眠を確保してください。


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