レザーベッドの通気性に関するデメリット その実態に関して

■レザーベッドの通気性に関するデメリット、その実態に関して■

革製品であるレザーベッドは、木製のベッドと違って通気性がどうなっているのか気になる方もいるようです。以下では、それに関して検証してみたいと思います。

 

■レザーベッドとは■

実にたくさんの種類のベッドがありますが、スタイリッシュな容貌から特に注目を集めているものとして、レザーベッドが挙げられます。

革が使われている箇所は、ヘッドボード、フットボード、サイドボードになります。ベッドとして使用する際には、体が接触することはない部分になります。

 

つまり、レザーベッドは、寝ることだけではなく、それ以外の点に関しても意識されて開発された製品になります。とりわけ、視覚的なものに関して意識されています。

それは、レザーの持つ独特な魅力が放つ高級感が、レザーベッドの存在感を増しているのです。そのため、寝るという実利だけではなく、レザーがかもし出す雰囲気という副次的な要素が人気の原因となっています

 

■レザーの種類■

レザーベッドに用いられている革は、大別すると、本革と合成皮革に分けられます

 

本革は、天然素材である皮をなめしたものです。原料である皮が貴重であるだけではなく、なめしの加工を施しているので、本革は、どうしても高価なものとなっています。

これを反映して、本革で造られたカバンやバックは、高級品として扱われています。その結果、これらを製作して販売する企業のブランド価値も高められています。

 

他方、合成皮革は、人工的に製作したものです。主に、PUとPVCの2つがあります

PUレザーは、ポリウレタン(polyurethane)から出来ているもので、PUの方がPVCよりも価格が高くなっています。その分、肌触りは、PUの方がPVCよりも優れています。

PVCレザーは、ポリビニルクロライド(polyvinyl Chloride)から出来ているもので、加工性に優れているというメリットがあります。

 

■合成皮革の通気性問題■

本革は通気性がありますが、合成皮革は種類によって通気性の度合いが異なります。すなわち、PVCは、PUに比べて通気性がよくないという特徴があります。

この違いによって、PVCとPUでは、使用感に相違が生じることになります。それは、合成皮革が使われているレザーベッドにも反映されています。

 

■夏場のPVC のデメリット■

合成皮革の中でも、PVCは通気性が劣るというデメリットがあります。つまり、汗をかく夏に、ヘッドボードに寄りかかっていると、汗で皮膚とレザーが密着することになり、不快感を抱くことになります

レザー上の汗の対応としては、乾いた布で拭き取ることで、快適な状況を維持することができます。

 

■レザーのメンテナンス方法■

革の種類によらず、レザーベッドの革貼りのメンテナンス方法は、乾いた布で乾拭きすることが基本となります。

本革に比べて、合成皮革はPUもPVCも経年劣化をしてしまいます。そのため、紫外線の当たる場所、ストーブのような熱源の近くなどには置かないように心掛ける必要があります。

 

■レザーベッドのマットレスの通気性■

レザーベッドは、寝ている際にはレザーと皮膚が触れることはありません。つまり、マットレスの上で寝ているわけです

ところで、夏に限らず、ヒトが寝ている間には、約200 mLの汗をかいています。これは、睡眠時の体温設定が覚醒時よりも低くなっているため、汗をかいた後の気化熱によって体温を下げようとしているのです。

従って、結構な量になる汗をそのままにしていると、カビが生えるなどの問題が生じます。そのため、きちんとした対策を取ることが求められます。

カビが生えることで、その胞子がアレルゲンとなって、喘息などのアレルギー反応を引き起こすことになります。

 

マットレスの脇には、穴のあいているものもあり、ここを通じて湿気が室内へ逃げていくようになっています

また、マットレスが載っている床板が、すのこ状になっているものもあり、この隙間を通じて湿気が移動するようになっています

このような工夫により、寝具の中に湿気が籠もることがなくなり、カビが生えにくくなるのです。

 

■まとめ■

以上より、レザーベッドにおける通気性には、2つのデメリットがあります。

1つは、レザーの通気性に関するものです。本革と違って、合成皮革は通気性が劣ります。そして、PVCは、PUよりも通気性がないため、汗でまとわりつくことがあります。従って、暑いときにヘッドボードに寄りかかるときの汗が問題となりますが、乾いた布で拭き取ることが肝要です。

2つ目は、マットレスの通気性の問題です。季節によらず、ヒトは寝ているときに汗をかくため、この汗に起因する湿気によって、カビが生えるなどの支障をもたらすことがあります。そのため、湿気対策が重要となります。マットレスによっては、脇に通気孔のあるものあり、ここを通って湿気が室内に逃げていきます。更に、床板がすのこになっているもの、もあり、この隙間を通じて湿気が床板下に逃げていきます。

こうして、レザーベッドの通気性に関するデメリットは克服されることになります。

それでは、通気性の問題を克服して、レザーベッドのもたらす上質感をご堪能ください。


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