現在の南アメリカ・オセアニア・アフリカで行われているハロウィン実情を知りたいです

お悩み確認

 アメリカではハロウィンは盛り上がっているようだけれど、南アメリカ・オセアニア・アフリカの実情を知りたい、というお悩みを持っている方がいらっしゃるようなので、それを解決したいと思います。

ブラジル

 アイルランドから19世紀に移民がブラジルにも移り住んだようですが、あまりハロウィンは盛り上がっていないようです。一応、ハロウィンと関係のある魔女に因んで10月31日は、魔女の日(Dia das Bruxas)と呼ばれています。
 しかし、ハロウィンをアメリカ文化と考える人達は、ハロウィンには否定的な態度を示しているようです。自国の文化を大事にするために、2004年に法令11669号でサンパウロ州では、10月31日を、サシ・ペレレの日(Dia do Saci-pererê)とすることが定められました。
 サシ・ペレレ(Saci-Pererê)とは、ブラジルの民話に登場するキャラクターで、一本足で、赤い帽子に、パイプを咥えた肌黒の精霊のことです。悪戯好きですが、とても人々から愛されています。
 そして、サンパウロでは、死者の日である11月2日に、ゾンビの仮装をしながら、ゾンビウォークをします。2001年にアメリカのサクラメントで始まったゾンビウォークは各地に広まり、これを参考にして、2006年からサンパウロでもゾンビウォークが行われるようになりました。

アルゼンチン

 アイルランドから19世紀にアルゼンチンにも移民として入ってきたようですが、ハロウィンはほとんど盛り上がっていない様子です。あまり情報も入ってこないほどです。

チリ

 アイルランド移民が19世紀にチリにも入ってきたようですが、ハロウィンはほとんど浸透してないようです。

オーストラリア

 イギリスの植民地であったオーストラリアですが、ハロウィンはそれほど盛んではないようです。ハロウィン当日の10月31日は、本場のアイルランドとは季節は反対で、初夏になります。そのため、日没は19時30分頃になり、仕事の後は、仮装よりもサーフィンにいそしむ人も少なくないのではないでしょうか。
 それでも、シドニーでは、ゾンビウォークが行われていて、約2,000人が参加しています。
 この時期には、旬の異なるパンプキンやハロウィン用のお菓子がスーパーマーケットに並んだりしており、ハロウィンは徐々に浸透しているようです。
 また、キャンディ業界がトリック・オー・トリート(Trick or Treat.)を仕掛けようとしているらしいですが、あまり浸透していないようです。
 また、11月5日のガイ・フォークス・ディですが、花火は現在、禁止となっているようです。郵便受けに花火を仕掛ける悪戯があり、1970年代から花火の販売が禁止となっているのです。そのため、ガイ・フォークス・ディはオーストラリアではすっかり廃れてしまっています。

ニュージーランド

 イギリスの植民地であったニュージーランドですが、オーストラリア同様、ハロウィンはあまり浸透していないようです。ハロウィンは、アメリカの行事であるという認識を持っている人が多い感じです。
 仮装やパーティーもあまり行われていないようです。
 また、11月5日のガイ・フォークス・ディも、本場のイギリスのように人形を焼くことはしないで、花火を楽しむ行事となっています。季節が逆転していることから、初夏という花火をするには絶好の季節です。実際、ニュージーランドで花火の販売が許可されるのは、ガイ・フォークス・ディの前の11月2日から5日までの一時期だけなのです。しかも、18歳以上でないと買うことができません。

南アフリカ

 アフリカ大陸では、ほとんどハロウィンは浸透していないようです。アフリカ北部はイスラム教国が多く存在し、キリスト教徒はアフリカ南部沿岸地域に僅かにいるようです。
 しかし、ヴァスコ・ダ・ガマが1498年に開発して、その後、イギリスの植民地ともなった南アフリカのケープタウンは、欧米の文化が根付いているようで、ハロウィンを楽しむ人がいるようです。
 また、11月5日のガイ・フォークス・ディも一応行われますが、イギリスやニュージーランドほどの規模ではないようです。
 現在、アフリカは治安が悪い場所が多く、観光やビジネスなどで訪れる際は、お気を付けください。

まとめ

 以上より、オセアニアのイギリス連邦に属するオーストラリアとニュージーランドですが、ケルト文化に端を発するハロウィンは、それほど盛んに行われていないようでした。しかし、ニュージーランドでは、ガイ・フォークス・ディに花火が解禁され、大いに楽しむということでした。
 一方、南米では、19世紀にアイルランド人が入植したにも関わらず、ハロウィンはほとんど浸透していませんでした。これには、政治的な背景もあるようです。
 それから、アフリカは、北部は一神教のイスラム国が多く、ハロウィンはほぼ行われていない様子です。南部沿海では、カトリックやプロテスタントというキリスト教の信者もいるようですが、ハロウィンはあまり浸透していないようです。イギリスの植民地であった南アフリカでは、規模は不明ですが、ガイ・フォークス・ディが行われているようです。
 それでは、南アメリカ・オセアニア・アフリカを訪れた際には、ハロウィンがどう楽しまれているのか、見ているのも興味深いのではないでしょうか。


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