ハロウィンをどのようにして楽しんだらよいのか分からない、というお悩みを持っている方がいらっしゃるようなので、それを解決したいと思います。
ハロウィンは、明らかに日本に昔からある年中行事ではありません。雛祭りや七夕など古くからの年中行事の多くは中国が起源になっているものが多いです。また、クリスマスや第九合唱などの比較的新しい年中行事は文明開化以降ですが戦前・戦中に、ヨーロッパやアメリカからもたらされたものです。
ハロウィンはここ数年、急速に日本で広まっているものです。ハロウィンの起源は、古代ケルト人にとって夏と冬の転換期である今の暦で10月31日に行われたサーウィン(Samhain)という収穫感謝祭や悪霊払いが起源となっています。これに、ローマ人やキリスト教の文化や伝統が次第に融合していきました。19世紀になると、アイルランドからアメリカに多くの移民が移住した結果、ハロウィンがアメリカに浸透して、ジャック・オー・ランタンをカボチャで作るなどの独自の発展を遂げ、日本を含めた世界各国にアメリカ文化とともにもたらされました。
そして、1980年から徐々に日本でもハロウィンが認知され始め、1997年に東京ディズニーランドが「ディズニー・ハロウィーン」というイベントを開催し、更に、川崎市で行われる「カワサキ・ハロウィン・パレード」が行われたことを端緒に本格的に啓蒙され、普及していきました。その結果、近年のハロウィンコスプレに見られるような盛況を迎えることになったのです。
このように広まってきたハロウィンですが、急速に広まったためか、どう楽しんでよいか分からない人が少なからずいるようです。
昨今の日本人はハロウィンに対してどう考えているのか、不特定多数を対象とした調査やアンケートからその実態を探ってみたいと思います。
アイランドが運営する「レシピブログ」でのインターネットで2015年9月に10代から60代以上の男女495人に対して行った調査では、ハロウィンに関心のある人は83.67%でした。しかし、ハロウィンに何かをする予定のある人は約半数でした。
更に、アスカネットが2015年9月に「ハロウィンと写真」に関してインターネットで全国の10代から40代の女性500人を対象とした調査では、あまり興味がないが35.0%、まったく興味がないが25.4%になり、半数以上が興味の薄いことになりました。そして、ハロウィンには何もしない人が7割を越えました。
リクルートライフスタイルのホットペッパーグルメリサーチセンターがインターネットで2015年9月に首都圏、関西圏、東海圏に住む20代から69歳の男女10,424人に対して実施したハロウィンに関する調査では、ハロウィンに参加する予定の人は24%でした。母集団の大きさから信頼できる数値と考えられます。
これらの前年に行われた調査も比較のために見てみることにします。インターネットアンケートの大手であるマクロミルが、全国の15歳から49歳までの男女1,000人に対して2014年10月8日に実施したハロウィンに関する調査では、ハロウィンに興味があるというのは全体では65%でした。個別に見ると、男性は54%、女性は75%が興味はあるということで女性の方が関心の高いことが分かります。しかし、ハロウィンに何かをする予定のある人は28%でした。
まだ発展途上にある日本でのハロウィンですが、それを調査やアンケートが裏付けているようです。関心や興味はあるけれども、参加までは躊躇している様子が垣間見られました。
ハロウィン参加者予備軍が、潜在的に多くいるとも解釈されます。
参加したことのない人にとって、既にハロウィンイベントに参加したことのある人達がどのような楽しみ方をしているのかを、同様に調査やアンケートから探ってみたいと思います。
ホットペッパーグルメリサーチセンターがインターネットで2015年9月に首都圏、関西圏、東海圏に住む20代から69歳の男女10,424人に対して実施したハロウィンに関する調査で、どのような内容のハロウィン行事に参加するのかも調べています。食事主体の店での飲酒、パーティー、イベントが12%、飲酒主体の店での飲酒、パーティー、イベントが11.7%、ホームパーティーが10.7%、という結果でした。行事という質問であったので、このような回答になったと思われますが、それ以外にもハロウィンの関わり方はあるはずです。
アイランドが運営する「レシピブログ」においてインターネットで2015年9月に10代から60代以上の男女495人に対して行った調査で、ハロウィンで何をするかという質問がされました。ハロウィンにちなんだ料理を作るが81.25%、期間限定で販売されるお菓子やグルメを楽しむが48.08%、部屋や家を装飾するが42.07%、家でパーティーをするが27.88%、仮装をするが25.48%でした。
更に、2014年7月の同「レシピブログ」が10代から60代以上の男女420人に対して行った調査では、ハロウィンにちなんで何かを行ったことがあるかが質問されました。ハロウィンにちなんだ料理を作ったが50%、市販のお菓子やグルメを楽しんだが39%、部屋や家を装飾した29%、家でパーティーをしたが29%、イベントやパーティーに行ったが27%、仮装をしたが24%でした。
こうみていると、店での食事や飲酒、パーティーやイベント以外で、料理を作ったり、お菓子を食べたり、飾り付けをしたりして楽しむ方法があることが分かりました。また、ハロウィンコスプレというものもありました。
以上より、現在、年中行事として急速に定着しつつあるため、ハロウィンの楽しみ方の分からない人達が多くいますが、参加しないまでも興味や関心は持っているようです。アンケートでは、店でのパーティーやイベントで食事や飲酒を楽しんだり、家で料理をしたり、部屋を飾り付けたり、お菓子や料理を食べたりする他、ハロウィンコスプレという積極的な楽しみ方もあります。
それでは、ハロウィンをお楽しみください。その選択肢として、ハロウィンコスプレや仮装は有力と考えられます。
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