2016年4月16日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 日記 センスのある扇子の使い方 扇子は、8世紀頃、日本で発明されたものです。 基本的には、暑さを和らげるために扇いで風を起こして涼を得る道具で、汗の気化熱で肌の熱が奪われて温度が下がります。 扇面の材質としては、紙、生地、白檀があります。 […]
2016年4月15日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 人物 楽家 楽吉左衛門は、楽焼という茶の湯の最高峰の茶碗を焼く陶工で、千家十職の一人です。 楽焼は、長次郎が千利休の求めに応じて、楽茶碗を焼いたのが始まりです。 適度な熱の伝わりやすさ、手になじむ大きさと重さ、など、茶 […]
2016年4月14日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 日記 虹始めて見わる 本日は、七十二候、虹始見。 七十二候は、趣のある表現が多いです。 七色の虹が、春の雨後に、見られるようになる、ということです。 この場合の虹は物理現象の産物としてというよりも、虫や蛇に近い存在 […]
2016年4月13日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 建築 待庵 庵号解読 妙喜庵の待庵は、千利休が造った二畳隅炉の草庵茶室で、現在、国宝に指定されています。 京都の大山崎にある妙喜庵は、明応年間(1492-1501年)の創建された寺で、連歌師の山崎宗鑑が隠棲したところと言われてい […]
2016年4月12日 / 最終更新日 : 2018年9月6日 sehbi-an 考察シリーズ 客振りの実存主義的な考察 「看脚下」という禅語がありますが、宋代、暗闇で灯火が消えた時に、五祖法演禅師の対処法の問いに対して、克勤が看脚下と答えました。 実存主義とは、存在は本質に先立つということです。 サルトルが1938年に書いた […]
2016年4月11日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 日記 透木釜 炉の最後の月となる4月には、五徳を使わない透木釜がよく使われます。 釜の胴中程に付いた平たい羽と炉壇の間に、拍子木のような透木を挟んで、釜を宙づりで据えます。 羽が広がっているので、客から炭火が見えにくくな […]
2016年4月10日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 日記 千家十職 千家十職(じゅっしょく)とは、表千家、裏千家、武者小路千家の三千家の茶道具を制作する職人衆で、10種の道具を各家が制作しています。 各家はだいたい桃山時代から活躍していたのですが、明治中期頃に、千家十職として定まりました […]
2016年4月9日 / 最終更新日 : 2018年9月6日 sehbi-an 考察シリーズ 和巾点をめぐる謎 和巾点とは、現在、裏千家にしかない点前ですが、その歴史は何か謎めいたものがあります。 俗説がいろいろとあるのです。 和巾点とは、裏千家11代玄々斎が、久しく途絶えていた禁裏献茶を復活させ、それに際し、これま […]
2016年4月8日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 日記 利休百首ならぬ、ジョブズ百首 第91首 スティーブ・ジョブズ(1955年2月24日-2011年10月5日)は、アメリカ合衆国の実業家で、アップル社において、Mac、iTune、iPad、 iPhoneなどの革新的な製品により、従来とは異なる利便的なデジタル社会 […]
2016年4月7日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 日記 本日は7の日、遠州七窯をどうぞ 遠州七窯とは、小堀遠州が自分の好みの茶碗を焼かせたとされる窯のことで、江戸時代末期の安政1年(1854年)に、田内梅軒の著した『陶器考』で付けられた呼び名です。 小堀遠州は、寛永文化サロンで活躍した徳川将軍 […]