2016年10月27日 / 最終更新日 : 2016年9月20日 sehbi-an 建築 南禅寺界隈別荘群 南禅寺界隈別荘群は、京都の南禅寺の周辺に幾つかある壮大な別荘のことです。 明治維新の廃仏毀釈で、南禅寺の広大な境内の一部が、琵琶湖疎水による動力を使う工場予定地になりました。 しかし、結局、工場が建てられることはなく、民 […]
2016年9月25日 / 最終更新日 : 2016年9月7日 sehbi-an 建築 澱看席 庵号解読 澱看席(よどみのせき)は、金戒光明寺の塔頭である西翁院にある重要文化財の茶室で、三畳道安囲になります。 西翁院は、藤村庸軒の養祖父である藤村源兵衛(十二屋)が天正年間に建立しました。 この人の法名が西翁院宗 […]
2016年8月25日 / 最終更新日 : 2016年8月3日 sehbi-an 建築 燕庵 庵号解読 燕庵(えんなん)は、藪内流の相伴席付三畳台目茶室で、元和1年(1581年)に、古田織部は大阪夏の陣に出陣する際、藪内剣仲に屋敷を譲りました。 この敷地内にあったのが、燕庵という茶室でした。 扁額の燕庵の字は、村田珠光によ […]
2016年6月29日 / 最終更新日 : 2016年6月7日 sehbi-an 建築 露地 梅雨の雨によって露地の苔が鮮やかな時季になりました。 露地とは茶室に付随した庭のことで、ここを通って躙り口から茶室に入ります。 飛石、畳石、蹲踞、石灯籠、腰掛け、植栽などから構成されます。 市中の山居を具現 […]
2016年6月8日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 建築 如庵 庵号解読 国宝になっている茶室如庵を造った織田有楽斎は、織田信長の弟になります。 すなわち、織田信秀の11男として天文16年(1547年)に生まれ、元和7年(1622年)に没しました。 東京の有楽町は彼にちなんでいる […]
2016年6月4日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 建築 桂離宮 「泣きたくなるほど美しい」と建築家のブルーノ・タウトは1933年に桂離宮を初めて訪れた際、こう日記に記しています。 月の桂というように、古代中国では月には桂の木が生えていると考えられていました。 京都の桂川 […]
2016年5月21日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 建築 窓 建物には構造的機能上、換気や採光のために、窓が備え付けられています。 また、眺望を楽しんだり、閉塞感からの解放されたりするという心理的機能の面でも有用です。 太陽の動きを考えると、北は、光の変化が最も少ない […]
2016年5月10日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 建築 密庵 庵号解読 密庵(みったん)は、国宝になっている茶室で、大徳寺の塔頭である龍光院にあります。 黒田長政が父の如水(孝高)の墓を建てるとともに、方丈、書院、庫裏を建てて、慶長13年(1608年)に春屋宗園を開基としたのが龍光院の始まり […]
2016年4月13日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 建築 待庵 庵号解読 妙喜庵の待庵は、千利休が造った二畳隅炉の草庵茶室で、現在、国宝に指定されています。 京都の大山崎にある妙喜庵は、明応年間(1492-1501年)の創建された寺で、連歌師の山崎宗鑑が隠棲したところと言われてい […]
2016年3月23日 / 最終更新日 : 2016年5月17日 sehbi-an 建築 咄々斎 庵号解読 咄々斎とは、裏千家にある重要文化財の八畳茶室です。 現在、新年に裏千家宗家の初釜式が行われているのが、この咄々斎で、床に正親町天皇御宸翰の懐紙が、その際、よく掛けられます。 天保10年(1839年)、千利休 […]