大阪の茶室で過ごす年の瀬

今年は、今までの価値観が再考されるような一年になりましたが、まもなく終わろうとしています。

当庵も無事に年の瀬を何とか迎えることができました。

202012kehkoba1

以下のような趣向でお茶を楽しみました。

 

寄付待合

軸 雪景山水図 小松原翠渓筆

短冊 おごそかなおもきあしどりふみしめてとしのとびらをしめにくるかや 九条武子筆

 

本席

軸 しるしらず道行く人のしけきにも あはれちるかたとしの暮かな 野崎幻庵筆

花 初光山茶花

花生 旅枕花入 楽斎造

香合 赤楽梟香合 鈍阿造

釜 万代屋釜 敬典造

炉縁 掻合塗

風炉先 更紗(バティック) 紺々堂製

棚 玄々斎好 更好棚 可映造

水指 李朝初期黒釉水指

茶碗 黒楽 鈍阿造

茶入 備前火襷肩衝茶入  陶蔵造

仕覆 利休梅緞子 龍村織仕立

薄器 雪月花蒔絵中棗 秀穂造

茶杓 埋火 「年くるる有明の空の月影にほのかに残る宵の埋火(小堀篷雪)」 二代瓢阿造

蓋置 寒牡丹絵蓋置 香雲造

建水 唐銅フエゴ 淨雲造

水次 腰黒薬缶 古宇小品堂製

主菓子 冬桜 福壽堂秀信製(大阪)

銘々皿 大聖寺伊万里

fuyuzakura

 

茶碗 赤楽茶碗火前印 了入造

茶杓 静寂  宗巨造

干菓子 葛屋 雪兎 河藤製(大阪)

干菓子器 四方盆 煌又造

 

それでは、皆様も良い年の瀬をお過ごしください。

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