サイコロ茶会「秘宝館」会に参加して

昨日は、online サイコロ茶会 2.0 「秘宝館」会というzoomを利用した茶会に参加しました。

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茶人・中山福太朗先生、京都女子大学准教授・前崎信也先生、一茶庵・煎茶家・佃梓央先生に加えて、今回のゲストとして、大津市歴史博物館学芸員・横谷賢一郎先生が亭主役を勤めました。

 

テーマは「秘宝館」会で、横谷賢一郎先生の多岐に渡る私的コレクションを所蔵している自宅の通称である秘宝館に由来しているようです。

 

鳳凰は、桐の木にしか留まらず、鳳が雄で、凰が雌とされています。

実際のところ、意匠としての鳳凰には雌雄の区別はなされていないようです。

霊鳥である鳳凰が留まる桐は、天皇家など、高貴な家柄の紋章となっています。

やがて、臣下にも桐の紋章が下賜され、豊臣秀吉らが用いました。

そして、明治になると内閣の紋章として使用されました。

龍は皇帝で、鳳凰はその傍らにいる存在とされています。

そのため、桐の紋章を用いれば、そこに鳳凰が留まるわけです。

 

龍は禅寺の方丈などによく描かれていますが、龍が眠りから覚めて天に昇るときに、虎も現れることから、優れた禅僧である龍には虎たる弟子もついてくることを示唆しています。

『淮南子』の「虎嘯而穀風至、龍舉而景雲屬」などに起因しているようです。

 

秘宝を交えてのなかなか興味深いお話でした。

 

それでは、皆様も次回のサイコロ茶会に参加されてみてはいかがでしょうか。

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