仕覆養生箱用裏地付き巾着袋の製作

千利休や益田鈍翁のように、職方に道具を製作してもらえるだけの経済力があればいいのですが、なかなかそうもいきません。

そこで、自分で製作することでコスト削減を図るとともに、自分のイメージにより近いものができあがります。

 

以前、唐物茶入の仕覆を仕舞うカルトナージュの箱を作りました。

そこで、次は、2段重ねの箱を入れる袋を作ることにしました。

drawstring-bag-for-shifuku-boxes

 

出し入れが容易なようにスリットを入れた裏地付きの巾着という仕様にしました。

表地は、フランスのソレイアード生地であるジャハーンギールブルー、裏地は、イギリスのリバティ生地であるスターズ・アンド・ストライプスを採択しました。

いずれも、イスラムアートの影響を受けているデザインです。

parts-of-drawstring-bag-for-shifuku-boxes

 

製作プロセスは、大津袋とよく似ています。

完成後は、紐に100年くらい前のイタリアのヴェネチアンビーズを付けました。

 

自宅で特にやることがなくて困っている方は、何か製作してみはいかがでしょか。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です