大阪の茶室で楽しむ実りの秋
10月末のハロウィンは、秋の収穫を祝う収穫感謝祭でした。
それと同時に、古代ケルト人の暦で新年となる前日に当たる日として、悪霊払いも行われました。
この行事は、サーウィンと呼ばれています。
また、日本では収穫感謝祭である新嘗祭が11月に宮中の祭祀として行われます。
それ以外にも、仮庵の祭り、Thanksgiving Dayなど、古くから収穫感謝祭は実施されてきました。
このように、秋の実りに感謝することは、洋の東西を問わず、行われてきました。
以下のような趣向でお茶を楽しみました。
寄付待合
軸 日と稲穂 春秋筆
本席
軸 山呼万歳声 盛永宗興老師筆
花 竜胆
花生 南蛮粽花入
香合 塗栗香合 樹芳造
釜 中置 唐松地紋筒釜 浄清造
風炉先 更紗(バティック) 紺々堂製
水指 仁清写秋草絵細水指 陶彩造
茶碗 赤楽 火前印 了入造
茶入 瀬戸 肩衝 鈍阿造
仕覆 宝尽金襴
茶杓 山里 三代瓢阿造
蓋置 竹
建水 唐銅フエゴ 淨雲造
主菓子 落柿舎 鶴屋吉信製(京都)
菓子器 秋草紋金蒔絵重箱 橘屋友七造
御茶 鵬雲斎大宗匠好 慶知の昔 小山園詰
茶碗 伊万里色絵 福良雀に桐文
薄器 徳風棗 宗廣造
茶杓 無事 宗巨造
干菓子 案山子 稲穂 河藤製(大阪)
干菓子器 四方盆 煌又造
皆様も、秋の実りを享受されてはいかがでしょうか。