秋麗茶会
本日は、淡交会京都西青年部の秋麗茶会に行ってきました。
場所は、京都国立博物館の敷地内にある堪庵という茶室でした。
この堪庵は、南禅寺の湯豆腐料理「順正」の創業者であった上田堪一郎から昭和33年(1958年)に寄贈されたものです。
数寄屋造の建物は、桂離宮のような公家文化の影響が感じられ、障子の桟の組み方は洒落ていました。
茶会では8畳の書院が本席で、3畳の小間が待合でした。
秋草の蒔絵の棗など、秋麗を感じさせる道具が使われていました。
庭には蜻蛉も飛んでいて、秋の気配を漂わせていました。
以下のようなお菓子などで、お茶を楽しみました。
待合
軸 賛 明歴々 画 薄 井口海仙宗匠筆
本席
軸 蓬莱不老仙 鵬雲斎大宗匠筆
主菓子 雲龍 俵屋吉富製
この堪庵は、一般公開することもあるようですので、その折りに足を運ばれてみてはいかがでしょうか。