雪餅
1月から2月に掛けてのお菓子として、雪餅が有名です。
表千家のホームページでも、茶の湯の菓子として紹介されています。
山芋と砂糖でできた白色のきんとんは、とてもフワフワしていて、見た目にも、素材的にも柔らかで繊細です。
中は黄身餡となっています。
このお菓子を用いてお茶を楽しみました。
床 和歌 益田鈍翁 「月も日もおのがすむ世もまろければ我心またこれにならはむ」
花入 仙叟箆筒写 二代池田瓢阿造
香合 赤楽梟 大野鈍阿造
茶碗 赤楽茶碗 了入造
茶入 瀬戸 飛鳥川写 三代杉田祥平造
仕覆 石畳金襴
茶杓 成瀬宗巨 銘 真意 共箱蓋裏「此中有真意 欲弁已忘言」
菓子 雪餅 千本玉壽軒
菓子器 一閑縁高 表雲斎造
御茶 慶知の昔 小山園詰
茶碗 黒織部写茶碗 大野鈍阿造
薄器 雪月花蒔絵中棗 熊谷秀穂造
干菓子 唐松煎餅 諸江屋製(金沢) 長生殿 森八製(金沢)
干菓子器 四方盆 田中煌又造
とても繊細な雪餅というお菓子を皆様も楽しまれてはいかがでしょうか。