春の声

日本では春の訪れを告げる鳥は、ウグイスです。

しかしながら、欧州では春の訪れを告げる鳥は、カッコウになります。

カッコウの学名はCuculus canorusで、cuculusは鳴き声の擬音です。

そして、canorusは、音やメロディーを意味するcanor、または、歌ううを意味するcanōという言葉が由来となっています。

 

それから、西洋では、鳩時計は元々、カッコウが使われていましたが、日本に入ってきた際に、カッコウの別名である閑古鳥ではなく、平和の象徴であるハトに置き換えられたようです。

 

とはいうものの、日本で春告げ鳥といえば、ウグイスになります。

ウグイスの初音は、2月頃になります。

 

「うぐひすのはつねほのかにあしひきのやまべとびいづる声きこゆなり」、『忠見集』、壬生忠見

 

ところで、以下のようなお菓子を食べたりして、お茶を楽しみました。

 

bird-song-in-spring

菓子 春の声 薫々堂(大阪)

菓子器 一閑縁高 表雲斎造

 

それでは、ウグイスやカッコウなどの鳥の声をお楽しみください。

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