丹頂

タンチョウは、鳥綱ツル目ツル科ツル属の鳥で、アジアを生息地としています。

その名の由来は頭部の赤くなっているためで、頭頂が赤色である丹ということです。

 

瑞兆と音が通じる瑞鳥として、丹頂は昔から日本や東アジア各国で親しまれています。

夏目漱石の肖像の千円札にも、丹頂が2羽描かれていて、左が雄、右が雌です。

現在、岡山の後楽園では、元旦と3日に、丹頂が園内に放たれ、大勢の人達が見に訪れます。

 

「千代やへん空とぶ鶴のうちむれて庭におりいる宿の行末」と、岡山藩の2代藩主の池田綱政が後楽園の延養亭の前に飛来した丹頂を詠んでいます。

そして、幕末、「ツルベヤ」が園内に設けられて飼育されていましたことが絵図から確認できます。

 

ところで、以下のようなお菓子を食べたりして、お茶を楽しみました。

 

tanchoh

菓子 丹頂 薫々堂(大阪)

菓子器 一閑縁高 表雲斎造

 

皆様も、かつての藩主のように瑞鳥のあらたかさを体感させることもあるかもしれません。

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