蒔絵体験

本日、裏千家淡交会京都西青年部の講師例会で、蒔絵体験に参加してきました。

場所は、京都市中京区にある乾漆器店でした。

 

製作する蒔絵の図柄は、蝶、または、雲錦でしたが、職人が造った雲錦蒔絵の四方盆を持っているため、蝶のデザインを採択しました。

 

輪郭線を、接着剤となる漆で引いていきますが、筆で細く線を引くことは意外と難しいことが分かりました。

そして、この漆の上に金を蒔いて、定着させます。

それ以外には、赤や白の漆で色づけしました。

最近、クマネズミの毛を確保できなくなって、蒔絵の線引きが困難になっているということが話題になっていますが、それが実感できました。

 

達筆であれば、『荘子』斉物論篇の「不知、周之夢爲胡蝶興、胡蝶之夢爲周興。」という文言を裏面に書きたかったです。

いわゆる、胡蝶之夢です。

しかし、賛は何も書きませんでした。

 

さて、自宅において、以下のようなお菓子を食べたりして、お茶を楽しみました。

 

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主菓子 秋海棠 本家玉壽軒製

菓子器 一閑縁高 表雲斎造

 

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干菓子 わり氷 村上製(金沢)

干菓子器 蝶紋春慶塗輪花盆 乾漆器店監修 拙作

 

皆様も、蒔絵体験をしてみてはいかがでしょうか。

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