福寿草
福寿草は、早春に咲く山野草で、キンポウゲ科の多年草になります。
別名として、旧暦の正月頃に咲くため、元日草や朔日草とも呼ばれています。
これは開花の時季に基づいて付けられた名前で、そのため、縁起のよい花とされています。
福寿草とは、それを如実に表しています。
分布は、日本、東シベリアに及びます。
学名のAdonis amurensisは、アムール川が由来です。
そして、茎や根に毒を有しています。
強心配糖体であるアドニトキシンという化合物が毒性を示しています。
強心配糖体であるため、ジギタリスのように民間薬として利用されることもあります。
ところで、以下のようなお菓子を食べたりして、お茶を楽しみました。
主菓子 福寿草 薫々堂製(大阪)
銘々皿 大聖寺伊万里
寒さに耐えて咲く福寿草にも根には毒があって、身も凍らせることもあるかもしれません。
しかし、実際に咲く福寿草の健気な姿を見れば、幸福な思いを抱くことでしょう。
韓国ドラマ「福寿草」を観てみるのも一興ではないでしょうか。