道具風呂敷

道具の次第を整えることは、茶の湯の楽しみの1つであると考えられます。

名物茶入には、仕覆が幾つか添っているものがたくさんあります。

そして、中には牙蓋が数個あるものもあります。

 

更には、挽家、挽家仕覆、箱というように次第が段々と整えられていくのです。

箱を包む道具風呂敷が最終的に外側に位置して、多くの目に晒される状態となります。

 

このため、道具風呂敷の裂に、更紗などの貴重なものが用いられることがあります。

 

ところで、このような名物の道具でなくとも、道具風呂敷を楽しむことが充分に可能です。

 

それには、市販の風呂敷やハンカチをそのまま使用するのもよいと思われます。

しかしながら、必ずしも自分の好みの柄のものが手に入るとは限りません。

そこで、自分で切れを裁断して、端を三つ折りミシン掛けして製作するという方法を取ることがおすすめとなります。

 

試しに、道具風呂敷を自分でも製作してみました。

一応、角は額縁縫い仕上げにしました。

小学生依頼のミシン掛けでしたが、それなりのものができあがったのではないでしょうか。

fusoshiki1

furoshiki2

furoshiki3

 

それでは、皆様もお試しになってみてはいかがでしょうか。

たくさんあると中が何か分からなくなるので、次は、札に凝ることになりそうです。

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