向日葵
夏の花の中で、一般的に思い浮かぶものとしては幾つかあります。
その代表的なものに、向日葵があるのではないでしょうか。
英名は、サンフラワー(sunflower)で、いかにも夏を感じさせます。
キク科の一年草で、北アメリカを原産としますが、大航海時代にスペイン人のよってヨーロッパにもたらされました。
実用的には、種が食用とされたり、これを絞って油を取ったりします。
向日葵という名の通り、太陽の方角を向いています。
つまり、朝は東、昼は南、夕は西を向いているのです。
その仕組みは、光が当たらない箇所は、光が当たる箇所よりも、オーキシンという成長ホルモンの濃度が高くなっていることに依ります。
その結果、茎が太陽の方に曲がることになります。
しかしながら、成長ホルモンが盛んに作られるのは、蕾ができる頃までで、花が咲くと成長ホルモンはなくなります。
そして、東、ないしは、西を向いて、花の向きが固定されます。
東を向くか、西を向くかは、その場所の日の当たり方に関係しています。
西に光を遮るものが存在すれば東向きに、逆に、東に光を遮るものが存在すれば西向きになります。
更に、西にも東にも光を遮るものが存在すれば東向きになります。
また、西と東に光を遮るものが存在しなくても東向きになります。
ところで、以下のようなお菓子を食べたりして、お茶を楽しみました。
主菓子 向日葵 鶴屋八幡製
銘々皿 大聖寺伊万里
日本各地に、観光のために作られた向日葵畑が存在します。
中には、迷路となっているものもあります。
開花時期をずらすために、種蒔きのタイミングを変えているようですので、適時、向日葵を楽しめるのではないでしょうか。