松の内
新年、おめでとうございます。
お正月に因んだ茶杓などの銘として、松の内(まつのうち)があります。
松の内とは、お正月の門松や松飾りを飾っておく期間のことを指します。
元旦から1月15日までの間であったり、場合によっては元旦から1月7日までの間であったりしますし、元旦から1月3日までの間ということもあります。
期間は地域や年代によって異なっています。
そして、近年は短くなる傾向にあるようです。
門松や松飾り、及び、年神を迎える年棚の松は、年神を迎えるための依り代としての役割があります。
つまり、この松がある間は、正月の年神祭の継続期間であると考えられます。
年神とはお正月に家にお迎えする神様で、正月様、年徳様などとも呼ばれている来方神です。
鏡餅は年神へのお供えものです。
それから、お年玉の起源は、年神の頂き物であるというのが民俗学的な説となっています。
松飾りなどを焼く行事をどんど焼き、ないしは、どんどん焼きと言い、小正月である1月15日に行われます。
新しい年が始まりますが、皆様、新たな目標を持って引き続き頑張ってください。
それでは、本年も何卒宜しくお願い申し上げます。