山口小夜子
山口小夜子(やまぐちさよこ)は、昭和24年(1949年)に生まれ、 平成19年(2007年)に亡くなったトップモデルです。
おかっぱ頭で、切れ長の目をした容姿は、妖艶な雰囲気を醸し出しています。
そして、東洋の神秘として、世界的に注目されるようになります。
杉野ドレスメーカー女学院卒業後、モデルとして活躍するようになりました。
1972年には、パリコレクションにアジア人として初めてモデルとして起用されました。
資生堂のCMやポスターに起用されましたが、その中に茶事に呼ばれているものがあります。
「暁の茶事。厳寒の季節に執り行われるこの茶会に若い女性の招かれることは少ない。彼女をここに誘ったものは何だろうか。研ぎ澄まされ、磨き上げられた伝統の美しさだろうか。・・・静かに時間が流れてゆく。しっとりと白い肌が揺れる。美しい素肌の習い、資生堂ベネフィークマッサージングクリーム。」
また、1989年に公開された映画「利休」にも、茶々役で登場していて、その活躍は多岐に渡っています。
ダンスパフォーマンス、演劇などに出演したり、オペラや舞台などの衣装デザインやヘアメイクデザインしたりしました。
それから、「氷の花火~山口小夜子」という映画が2015年に公開されました。
今でもまだ人々の歓心を集めていることが分かります。