借景 由布岳(大分)

由布岳

 

水上勉 『木綿恋い記』

名前を柿本由布といった。姓は父方代々だから何もいうことはないが、由布は、村のすぐ背にひろがるなだらかな山が次第に高まって、馬がうしろ向きに立ちはだかった格好にせりあがる由布岳の名をそのまま貰ったと母からきいた。

 

『万葉集』 巻七・一二四四

未通女等之 放髪乎 木綿山 雲莫蒙 家當将見

(乙女らがはなりの髪を木綿の山雲なたなびき家のあたり見む)

 

『万葉集』 巻一〇・二三四一

思出 時者為便無 豊國之 木綿山雪之 可消所念

(思ひいづる時はすべてみな豊国の木綿山雪の消えぬべく念ほゆ)

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