霜降
本日は、二十四節気の第18となる霜降(そうこう)です。
露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也
朝夕の気温が本格的に下がり、日本の東北部では霜が降り始めます。
つまり、寒さで露が凍って霜になるのです。
期を同じくして紅葉が色づき始めます。
そして、南北に長い日本では、南西諸島では、季節風の向きが入れ替わります。
紅葉の季節になると、紅葉前線が話題になります。
紅葉前線とは、紅葉が楽しめる地点を任意の時間で結んだものです。
これは、1960年代後半から用いられている桜前線を参考にしたものと考えられます。
しかし、前線の動きは、南北が逆になっています。
紅葉前線は北から南へ下がっていくのに対して、桜前線は南から北へ上っていきます。
初霜とは、その年に初めて霜が降りた霜を指しますが、それが降りた日も指します。
この初霜のあった日をその地点を結べば、霜降前線ができあがります。
しかし、寒さの厳しい盆地であったり、暖流の影響のある沿岸地域であったり、同じ緯度であっても地理的条件で初霜の日が異なってきます。
皆様の住んでいる地域では、初霜はいつ頃になるのでしょうか。
それを確認して、他の地域と比較するのも面白いかもしれません。