2016年9月10日 / 最終更新日 : 2018年9月6日 sehbi-an 考察シリーズ 廃藩後の益田鈍翁の存在意義の考察 「信實の卅六歌仙遂に切賣となる」とは、『東京朝日新聞』の大正8(1919)年12月21日付けの記事です。 再売り立ての佐竹本・三十六歌仙絵巻が高価すぎるために切断して切り売りすることになったのです。 実際の金額としては、 […]
2016年9月9日 / 最終更新日 : 2017年6月7日 sehbi-an 日記 重陽 本日は、五節句の一つである重陽の節句です。 陽である奇数の中で一番大きい9が2つ重なっているので、重陽と言っています。 また、菊の節句とも呼ばれています。 菊は、延寿の効があって長生きをさせる […]
2016年9月8日 / 最終更新日 : 2016年8月14日 sehbi-an 掛け物・禅語 掬水月在手 夜空に浮かぶ月がとても美しい時季になりました。 掬水月在手(水を掬(きく)すれば月、手に在り)は、この時季によく掛けられるものです。 「掬水月在手」 月明かりは誰にも降り注いでいるものですが、 […]
2016年9月7日 / 最終更新日 : 2016年9月11日 sehbi-an 日記 白露 本日は、二十四節気の第15となる白露です。 陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也 少しずつ秋らしくなり、草花に朝露が結ばれる時季になりました。 空気中の水蒸気が、夜の冷気や放射冷却など […]
2016年9月6日 / 最終更新日 : 2016年8月19日 sehbi-an 日記 三露 席中の三露(さんろ)、及び、露地の三露があります。 席中の三露とは、掛物の風帯の露、茶杓の露、花の露を指します。 掛物の風帯の露とは、下げ風帯の下端の左右に付いている房状の綿糸を露花(つゆ)と呼びます。 今 […]
2016年9月5日 / 最終更新日 : 2016年8月21日 sehbi-an 日記 及台子 及台子(きゅうだいす)は、2本柱の台子で、科挙の進士及第がくぐる門に似ていること、ないしは、及第の作文を載せる台に似ていることが名称の由来となっているようです。 紹鷗好と利休好は真塗りで、宗旦好は桑木地と青 […]
2016年9月4日 / 最終更新日 : 2016年8月20日 sehbi-an 日記 円能斎好 汐汲棗 汐汲棗(しおくみなつめ)は、円能斎好の寸切形・金輪寺形の黒塗りの薄器です。 甲に枩風(松風)と書かれてあり、蓋裏には千鳥の蒔絵、胴には波の蒔絵が施されています。 能楽の「松風」、及び、これを基にした歌舞伎や […]
2016年9月3日 / 最終更新日 : 2016年8月14日 sehbi-an 人物 寛永の三筆 寛永の三筆とは、本阿弥光悦、近衛信尹、松花堂昭乗のことです。 三筆や三蹟以外にも、優れた書家がいるのです。 本阿弥光悦は、永禄1年(1558年)に生まれ、寛永14年(1637年)に没しました。 鷹ヶ峰の地に […]
2016年9月2日 / 最終更新日 : 2016年8月13日 sehbi-an 日記 利休百首ならぬ、フラー百首 第99首 バックミンスター・フラー(1895-1983年)は、C60という炭素の同素体であるフラーレン (fullerene)という化合物の名前の由来になっています。 フラーの建築物であるジオデシック・ドームの骨組みとC60の共有 […]
2016年9月1日 / 最終更新日 : 2016年8月6日 sehbi-an 日記 唐木 デパート、百貨店の催事場で、物産展が催されている際、唐木細工の店をよく見掛けます。 そして、唐木でできた棗、香合、茶杓、茶筒などが店頭に並べてあります。 唐木(からき、とうぼく)とは、南方で取れる銘木のこと […]