月に関する伝説
月は、地球に小惑星が激突した際の衝撃で飛び散った地球と小惑星の一部です。
地球から見える天体の中で実質的に一番大きく見える天体は、太古の昔から人々を魅了してきました。
そうして、月には伝説が生まれたのです。
月には、兎が住んでいるという伝承は日本、中国に伝わっています。
もともとは、インドが発祥の伝承のようで、『ジャータカ』という仏教説話の中に、月の兎の話があります。
これが日本に伝わり、『今昔物語集』第5巻第13話にその話が収録されており、あらすじは以下のようになります。
猿、狐、兎が山中で倒れていた老人を助けようとしました。
猿は木の実、狐は川魚を老人に差し出しましたが、兎は何も採ることができませんでした。
そこで、自ら火の中に飛び込み、自らを差し出したのです。
すると、老人は帝釈天としての姿を現し、火の中に入った兎の形を月に写して、万人が月を見るとこの兎のことを思い出すようにしたのです。
また、中国の伝説では、月には桂が生えているそうです。
かぐや姫は、『竹取物語』に出て来る月の都の住人です。
それから、月読命 (ツクヨミ、ツキヨミ)は、月の神、夜の神です。
天照大神の弟に当たります。
ラグランジュの 5 次方程式を解くことでラグランジュポイントを導きだし、月を止めることが可能なようです。
そして、永遠の満月を見ることができるようになるということです。