二百十日

本日は、雑節の二百十日です。

立春から起算して210日目に該当します。

 

雑節とは、二十四節気や五節句の他に必要に応じて設けられた暦日のことです。

二百十日が設けられた必要性としては、台風の襲来シーズン到来と、早稲(わせ)の収穫や晩稲(おくて)の開花が時期的に重なってしまうことを喚起することにあります。

 

早稲、中稲(なかて)、晩稲の収穫時期は、それぞれ、8月中旬-9月中旬、10月上旬-中旬、11月上旬-中旬頃になっています。

稲穂が茎から生じる出穂の1-2後に開花が見られます。

そして、イネは自家受粉であるため、雄しべの花粉が同じ花の雌しべに付きます。

 

風祭(かざまつり)、風除け祭、風鎮祭が全国の神社で神事として行われています。

新潟県の弥彦神社、兵庫県の伊和神社、山口県の川北神社などで開催されています。

富山県の風の盆の名称は、風鎮祭に関連したものと言われていますが、はっきりしたことは不明です。

 

昭和9年(1934年)9月21日の室戸台風、昭和20年(1945年)9月17日の枕崎台風、昭和34年(1959年)9月26日の伊勢湾台風というように9月は大型台風が襲来しています。

気象に関するデータ解析や予測が進歩していますので、台風の接近時には参考にしたいものです。

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