本日は7の日、七種蓋置をどうぞ

七種蓋置とは、千利休が選定したとされる蓋置です。

 

『茶湯古事談』に「近代七ツのふた置といふハ、三ツ葉、蟹、さゝひ、ほや香炉、三人坊主、五徳、わ、此等也となん 」とあります。

 

火舎は、火舎の付いた香炉を蓋置に見立てたもので、行台子でも使われるように格の高いものです。

 

五徳は、風炉や炉に五徳が使われているときは、重なるので、それ以外のときにつかいます。

 

三つ葉は、2つの三つ葉が上下で重なった蓋置です。

 

一閑人は、井戸を覗き込む様をした人形のある蓋置です。惻隠(そくいん)蓋置とも言いますが、その謂われは、

「今人乍見孺子將入於井、皆有怵惕惻隱之心」

(今、人ノ乍チ孺子ノ将ニ井ニ入ラントスルヲ見レバ、皆ナ怵惕惻隠ノ心アリ。)

『孟子』「公孫丑上」によっています。

 

栄螺は、文字通りサザエの形をした蓋置です。

 

三つ人形は、3人の唐子が外向きに手を繋いで輪をなしている様をした蓋置です。

3人の中で1人だけ姿が違うので、この人が正面となります。

 

蟹は、文字通りカニの形をした蓋置です。

東山御物にもあります。

 

蓋置は、七種蓋置以外にも数々ありますが、まずは、七種蓋置の扱いをマスターしてみてはいかがでしょうか。

 

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