日々是好日

茶の湯、茶道は、茶禅一味と言って、禅との結びつきで精神性を高められています。
床に掛けられる軸として、禅僧の墨跡が好んで掛けられるのはそのためです。

「日々是好日」(日日是好日)

月日に、好い日、悪い日という区別はなく、その善し悪しを判断しているのは、自身の心です。
そのため、心が正しければ悪い日は一日たりともないはずである、ということです。

好日とは願っても実現するものではなく、待っていてやってくるものではありません。
逆に、翻弄されて悩みを増すだけかもしれません。
そのため、自らが主体的になって好日となるように努めていかなければいけないのです。

日々是好日とは、唐代の雲門文偃(ぶんえん)禅師の言葉です。

「雲門垂語して云く、十五日已前は汝に問わず、十五日已後、一句を道い将ち来たれ、 自ら代わって云く 日々是好日」

『碧巌録』第六則

(雲門禅師が弟子に、今までのことは不問にするので、これからどう生きていく覚悟か、を一言で言ってみるように、と言ったが、返答がないので代わりに 自らが、日々是好日、と言った。)

今日という一日は、今日しかありません。
それが好日となるよう、お互い励んでいきましょう。


「365日の紙飛行機 」 AKB48

朝の空を見上げて

今日という一日が

笑顔でいられるように

そっとお願いした

時には雨も降って

涙も溢れるけど

思い通りにならない日は

明日 頑張ろう

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