春分

本日は、二十四節気の春分です。
二十四節気を知らなくとも、春分の日はよく知られています。
季候もよいので、春分の名を冠した茶会がしばしば催されます。

 

日天の中を行て昼夜等分の時也

 

太陽黄経が0度となって太陽が真東から昇り、 そして、真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ同じとなります。

 

昼と夜の時間が同じだと思われている方も多いかもしれませんが、実際には昼が夜よりも約14分長いのです。
それは、大気による屈折で太陽が少し上に見えること、および、日の出も日の入も、太陽の上辺が地平線と一致する瞬間と定義しているので、昼の方の移動距離が長く、昼の時間が長くなること、に因っています。

 

また、春分の日は、年によって日付が違います。
地球が太陽の周りを公転により、一周するのに、平均約365.24219日を要します。
つまり、365日と約6時間で一周して元に戻ります。
そのため、春分は毎年、約6時間ずつ遅くなっていき、春分の日付がずれることがあるのです。
4年に一度の閏年で、一日多くなったとしても、端数は6時間よりも少し短いので、厳密にはずれてしまうのです。

 

祝日法では、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」という日です。

野山に散策に出かけるのもよいでしょう。

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