茶室造営、茶道楽も過ぎたるかな 実は否
茶の湯をたしなむ者は、自分の茶室が欲しいものです。
しかし、余程のお金持ちでなければ、茶室が持てないのかというと必ずしもその限りではありません。
新築の戸建てを建てる際に、一緒に囲い茶室を造れば、意外とお金を掛けずに済みます。
そして、このときでなければ、木組みができあがってしまい、後から造ろうとしてもよい茶室はできません。
茶室には囲いと離れがありますが、囲いとは家の中にあるもので、離れとは家の外にあるものです。
離れだと、土地だけではなく、材料費なども囲いより要することになるでしょう。
床柱などの銘木は、施主支給というかたちで、自分で銘木屋に買い付けにいくことで、業者に支払うマージンがなくなります。
また、図書館には、茶室に関する本があり、実際の茶室の寸法が明記されていますので、これを参考にして、自分の茶室の寸法を決定すればよいわけです。
茶室の造り方に関する本も多数あります。
ということで、私は、家を新築する際、囲いの茶室を一緒に造りました。
それと同時に、露地という庭も造りましたが、こちらは作庭業者にお任せしました。
昨今の住宅は、畳の部屋がない家が多くなっています。
ましてや、家に炉の切ってある家はほとんどないのが現状と考えられます。
ですので、家に茶室があるということは、いかに贅沢なことであろうか、と思います。
是非、茶室を持たれてはいかがでしょうか。