二段ベッドの普及率と耐久年数

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■二段ベッドの普及率と耐久年数

▪ベッドの普及率▪

総務省の発表した「平成26年全国消費実態調査 主要耐久消費財に関する結果」によれば、2人以上の世帯において主要耐久消費財の1,000世帯当たりのベッド・ソファーベッド所有数量を見ると、平成21年では1,284台、平成26年では1,482台となっています。

従って、2人以上の世帯において1家に1台は普及していることになり、また、2点のデータですが増加傾向にあるようです。

それから、厚生労働省のデータを参照すると、平成26年の夫婦と未婚の子からなる世帯数は、14,546,000で、他方、ひとり親と未婚の子からなる世帯数は、3,576,000でした。従って、14,546+3,576世帯(1,000)×1,482台より、2人以上の世帯において26,856,804台のベッド・ソファーベッドが平成26年の日本に存在していたことになります。

残念ながら、二段ベッドがこのうちどれほどを占めているのかまでは分かりません。しかし、二段ベッドは主に子供が使うことが多いので、かなりの部分を占めているかもしれません。

 

▪日本の家屋事情▪

総務省の「日本の住宅・土地-平成25年住宅・土地統計調査の解説」(平成28年2月29日)によれば、日本の住宅は3LDKが標準的な間取りであるため、あったとしてもせいぜい1家庭に1台の二段ベッドがあると考えられます。

更に、総務省の世帯当たりベッド・ソファーベッド所有数量から判断しても、3LDKの家に二段ベッドはせいぜい1台というのがやはり妥当な数字で、場合によっては二段ベッド1台に加えて、ベッドが1台あることも考えられますが、非常にまれなケースと思われます。

つまり、狭小住宅において省スペース化を図るために使われるのが二段ベッドなのです。

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▪日本の子供事情▪

厚生労働省の「平成22年度「出生に関する統計」の概況」によれば、平成21年では、第1子を産んだ女性の平均年齢が29.7歳で、第2子を産んだ女性の平均年齢31.7歳、第3子を産んだ女性の平均年齢33.1歳となっています。そのため、第1子と第2子の年齢差は2.0歳となります。

それから、厚生労働省の「平成26 年(2014)人口動態統計(確定数)の概況」によれば、2014年時点での合計特殊出生率は1.42であり、1975年以降、2を割り込んでいて、子供達が使うことの多い二段ベッドのニーズはあまり高くないのではないかと考えられます。

 

実際、2010年には1,071,304人、2011年には1,050,06人、2012年には1,037,231人、2013年には1,029,816人、2014年には1,003,539人の赤ちゃんが生まれました。

第1子と第2子の年齢差を2歳とし、合計特殊出生率を2とすると、上記の5年間の平均出生人数が約1,000,000人なので、初産と二回目の出産の和が1,000,000人として、単純に年間、高々500,000台の二段ベッドのニーズが潜在的にあるようです。

 

▪JIS・SG規格での年齢制限▪

JIS規格(JIS S1104)では、二段ベッドは2歳以上の者が使用することとなっています。更に、SG規格では、二段ベッドの上段は6歳以上の者が使用することとなっています。

従って、第1子と第2子の年齢差が2歳とすれば、第1子が6歳になったときに二段ベッド購入すれば、第2子が4歳となっているので、第1子が上段、第2子が下段に寝ることができて直ぐに実用的に使え、且つ、最も長く使えます。

 

▪保証期間と耐久年数

二段ベッドの一般的な保証期間は5年間になっています。ですので、第1子が6歳、第2子が4歳という最も長く使える開始時期では、第1子が11歳、第2子が9歳のときに保証期間は終了してしまいます。保証期間が切れるだけで、まだ使用に十分に耐えうると考えられますので、当然ながらこれ以降も二段ベッドを使うことはできます。

しかし、中学生・高校生ともなると、個室を欲しがるようになる年頃です。分離式の二段ベッドを分離して、2つのシングルベッドにして各々の部屋で使えば、耐久性の点では負荷が少なくなっているので更に長く使えるようになると考えられます。

 

最近、人気となっている二段ベッドの床板の耐荷重が100 kgを越えている製品が多く、また、JIS・SG規格では水平荷重試験や垂直荷重試験が課されています。ですので、非常に頑丈に造られていますので、保証期間を上回る年数を使うことができるのです。

 

▪まとめ▪

以上より、合計特殊出生率、第1子と第2子の年齢差、3LDKという標準的な間取りなどのデータから判断すると、二段ベッドの普及率は意外と高いようです。子供が3人以上の場合は二段ベッドが必ずしも受け入れられない可能性もあるため、少子化が実は二段ベッドの普及に功を奏しているのもかもしれません。

また、現在販売されている二段ベッドの保証期間は5年間という製品が多いです。しかし、JIS・SG規格では厳密な水平荷重試験や垂直荷重試験に適合しなければいけません。更に、大人の使用でも壊れないように床板の耐荷重は100 kgを越えている製品も多くあります。

ですので、保証期間を越えての長期間に渡る使用に問題はありません。

それでは、多くの方々に受け入れられているおしゃれ二段ベッドを、末永くご使用になって安らかな睡眠をご享受してください。

 

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二段ベッドの普及率と耐久年数” に対して 4 件のコメントがあります

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    1. liage-group より:

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