畳ベッドのカビが気になります

■畳ベッドのカビが気になります■

▪お悩み確認▪

ベッドではカビが生えることが問題なので、畳ベッドではどうなのかしら、という悩みを抱いていらっしゃる方がいるので、その悩みを解消したいと思います。

 

▪湿気が籠もる現代住宅▪

昔の家は隙間風が吹き込んできて、特に冬はとても耐えられない寒さを感じたものでした。しかし、現代は、住宅の建築工法が非常に進んで、気密性に優れた家が建てられるようになりました。その結果、今の家は隙間風で悩まされることはなくなりました。

とはいうものの、気密性が向上したことに伴い、今度は新たな問題が発生しました。それは、湿気問題です。空気が対流することがなくなったので、湿気が室内にこもるようになったのです。

部屋に湿気がこもることで、カビが発生したり、木や金属が腐食したりするなどの弊害が見られるようになりました。

従って、家の中の湿気対策はとても重要な課題であることが理解されます。

 

▪フローリングの普及▪

最近の日本家屋の特徴として、床材の変化していることが挙げられます。かつては、畳が敷かれている部屋はその家にもありました。しかし、今では、畳はとても珍しいものとなっています。

それを端的に示しているのが、賃貸住宅です。特に単身者向けのワンルームではフローリングが当たり前となっていて、畳の部屋はないと言っても過言ではありません。その理由は、メンテナンスが容易であることです。

つまり、日本文化の象徴的な存在である畳が消えつつあるのです。

 

▪畳ベッドというもの▪

以前は普通に家の中にあった畳を床板に用いたものが、畳ベッドと呼ばれるものです。これを用いれば、畳という失われつつあるものを身近に感じることができます。

更に、この畳ベッドは布団を使うことを前提にして開発されたものです。この布団もベッドに寝具としての地位を奪われている観があります。そのため、畳ベッドは和のアイテムの組み合わせであると言えます。

それ故、日本人に畳ベッドはおすすめなのです。和の風情にとても癒されるからです。

 

▪カビの功罪▪

味噌や醤油を作るのにカビは必要です。他方、カビは食中毒やアレルギー反応の原因ともなっています。

このように、カビには一長一短の側面があります。しかし、日常生活を送るに当たっては、このマイナス面は健康を害することになります。

そのため、浴室だけではなく、室内においてもカビが生えないように心掛けることが必要になります。カビの出す胞子がアレルゲンとなって、喘息や接触性皮膚炎などのアレルギー反応を引き起こすのです。

カビが好む環境は、高温多湿です。まさに、浴室がこれに当てはまります。

 

▪ベッドの湿気対策▪

実は、寝ている間にヒトは約200 mLもの汗をかいています。思いのほか、多くの汗をかいていて、この汗が寝具に吸収されて湿気問題をもたらします。

これは、ベッドでも、布団でも共通した問題となります。そこで、いかに寝具に湿気がない状態にするかが重要になります。

睡眠時の体温設定は低くなっており、体温を下げるために汗をかきます。そのため、汗をかくことは回避できません。従って、湿気をいかにとばして、寝具を乾燥させるかが大事になります。

 

畳は湿気を吸収するとともに、室内が乾燥してくるとその湿気を放出する調湿作用を示します。その効果を効率的に行うために、布団をこまめに上げることが肝要です。これで、畳に風が当たるようになり、水分が揮発し易くなります。

また、上げた布団を干すことで、布団も乾燥させることができます。

更に、畳の下が収納スペースになっている場合は、時々、畳を上げることで湿気の蒸散が促されます。また、特に意識しなくとも、使用頻度の高いものを収納スペースに入れておくことで、頻繁に出し入れすることになり、その際、空気の流れが生じて湿気が室内に移動することになります。

これで、畳ベッドの湿気対策が実践され、カビの生えにくい環境が創出されるのです。

 

▪健康的な睡眠▪

人生において、とても長い時間を睡眠に費やすことになります。また、睡眠は心身の疲れをとるとともに、記憶の定着など、非常に大切な役割を担っています。

そのため、快適な睡眠を得ることは、日々の生活に不可欠なことです。

そこで、カビの胞子が飛散してアレルギー症状を起こすようでは、良い眠りを得ることは適いません。こうならないためにも、汗に由来する湿気が寝具にこもらないようにするよう、心掛ける必要があります。それに、畳が使われている畳ベッドは貢献します。

また、畳ベッドは、日本人によって郷愁感を抱かせる畳と布団が使用されているので、とてもリラックスすることが可能です。これも、良い睡眠を獲得するのにプラスに働きます。

 

▪まとめ▪

以上より、ベッドや布団では、アレルゲンとなる胞子を発するカビの発生が健康上、問題となります。畳ベッドは、吸湿性と調湿性のある畳が床板に使われているため、湿気が自発的にコントロールされます。更に、布団を上げて畳に風を当てることで畳の湿気の蒸散を促進されます。この際、布団を干すとこれも乾燥させることができます。

これで、カビが好む湿気の多い環境が生じることを防ぐことができます。

それでは、畳ベッドを用いることで、カビの問題から解き放たれた快適な睡眠ライフをご堪能してください。


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