畳ベッドは、カビは問題となりませんか?その真相と対策について

■畳ベッドは、カビは問題となりませんか?その真相と対策について■

▪疑問確認▪

ベッドではカビが生えることが問題となっているようだけれど、畳ベッドではどうなの、という疑問を持つ方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。

 

▪フローリングの普及▪

日本人の暮らしが、衣食住のいずれも西洋式になっています。つまり、着物から洋服、和食から洋食、そして、和室から洋室へと移行してきています。

床材として、和室では畳が長い間、使われてきました。しかしながら、フローリングが普及してきました。それは、メンテナンスが容易であるだけではなく、テーブル、椅子、ベッドのような西洋家具を使用するのに適していることが理由として挙げられます。

しかし、フローリングは堅くて、直に座ったり、寝転んだりするには適していません。長年、畳の上で生活してきた経験のある高齢者にとって、やはり、畳は懐かしくもあり、実用的であったと感じるものです。

このような時代背景に適したベッドとして、畳ベッドというものがあり、とてもおすすめとなっています。

 

▪カビとは▪

日常生活では嫌われているカビですが、よい面もあれば、悪い面もあります。

よい面は、発酵食品を作るのに役立っています。また、アオカビの産生するペニシリンは医薬品になっています。

しかしながら、食品にコロニーを形成して毒素を放出した結果、食中毒を引き起こすこともあります。また、胞子がアレルゲンとなってアレルギー反応を引き起こすこともあります。

このように、カビには一長一短がありますが、一般的な生活では、その繁殖は避ける方に務めることが賢明です。

▪ハウスダストによるアレルギー症状▪

室内にはさまざまなハウスダストが存在して、これがアレルゲンとなってアレルギー症状を引き越します。

このハウスダストとして、カビの胞子があります。それ以外にも、ダニの死骸や脱皮殻などもハウスダストになります。

従って、室内にハウスダストが存在しない環境を整備することが、健康的で、衛生的であると言えます。

カビもダニも高温多湿の環境を好むため、このような状態にならないように心掛けることが大事になります。

 

▪睡眠時の発汗▪

驚かれる方もいるかと存じますが、ヒトが寝ている間にあく汗は、なんと、約200 mLにも及びます。これだけの量の汗をそのままにしておくと、その湿気によって寝具が多湿状態となり、カビが繁殖しやすくなります。更に、ヒトの皮脂がカビの栄養源となり、また、寝ているときの体温で温められています。

従って、ベッドを含めた寝具は、カビの温床とも言える状態になってしまいます。そのため、ベッドにおいて、湿気対策を行うことはとても大切になります。

 

▪畳ベッドによるカビ対策▪

畳は、吸湿性と調湿性に優れたものです。木で作られているフローリングやベッドの床板に比べれば、格段の差があります。従って、湿気の多い日本の風土にかなった床材であると言えます。

そのため、畳に布団を敷いて寝ることは、畳に湿気が移行するため、寝具に残る湿気がその分、少なくなります。

そして、覆いとなっている布団を上げることで、風に畳が当たるようになり、湿気の蒸散が促されます。また、畳ベッドの床板となっている畳の裏側からも湿気が蒸散してきます。

従って、畳ベッドは、寝ているさいにかく汗に由来する湿気がうまくコントロールされており、カビの発生を抑える効果があります。

 

▪畳ベッドの手入れ方法▪

汗で湿気った寝具を乾燥させるために、布団はこまめに上げて、適宜、干すことが重要です。これにより、先述のように、床板となっている畳の表面から湿気が逃げていきます。

そして、掃除機をゆっくりと動かして、畳や布団に含まれるハウスダスト、および、栄養源となるフケや髪の毛を確実に吸い取ることにで、カビやダニの発生を防ぐことができます。

また、ベッドの畳の下が閉鎖的な空間であれば、ここに湿気が籠もってしまいます。そこで、床板となっている畳も時々、上げることも必要となります。これで、床板下の空間の湿気も室内に逃げていきます。

冬は乾燥しているので窓を開けることで、効率よく湿気を屋外に追いやることが可能となります。

 

▪まとめ▪

以上より、寝ている際にかいた汗に由来する湿気は、ベッドにカビを発生させる原因となります。そこで、ベッドを使う場合、湿気対策を行うことが肝要となります。そこで、おすすめとなるものが、畳ベッドです。畳には吸湿したり、放散したりする性質があるため、ベッドの床板として、畳はとても適したものになります。

しかしながら、畳を頼りにして、何もしないでいるとカビが生えてしまいます。そのため、畳の上に敷かれた布団を上げて、畳の中の湿気を飛びやすくしてあげることが大切です。そして、畳自体もたまに上げてあげることで、普段風の当たらない箇所に風が当たるようになり、湿気が蒸散してきます。

これで、畳ベッドのカビ問題は解決されることになります。

それでは、畳ベッドを用いて、カビとは無縁の睡眠を享受してください。


おすすめの畳ベッドはこちらのショップで購入できます。

スポンサーリンク

畳ベッド通販

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です