シングルベッドを2つ並べることのメリットとデメリット

■シングルベッドを2つ並べることのメリットとデメリット■

▪シングルベッドとはそもそもどういうもの▪

ベッドにはいろいろなサイズがあります。シングル、ダブル、セミダブル、クイーン、キングが主なものです。この順番で、シングルからキングにかけて幅が広くなってきます。

このように、サイズがたくさんあるのは、その上で寝る人数や体格に合わせて、そして、ベッドを置く寝室の広さに応じて使うことができるようにするためです。

 

標準的なシングルサイズは、幅が約105 cmとなっています。そして、奥行きが約210 cmとなります。

つまり、今更説明するにも及ばないことですが、シングルは文字通り、1人で寝ることを想定した大きさになっています。

 

▪狭い部屋が一般的な日本の住宅事情で2台置くデメリット▪

日本という国の地理的な特徴として、山の多い島国であることが挙げられます。従って、平らで丈夫な宅地に適した土地を人口密集地で確保するのが難しくなります。

そのため、延べ床面積の大きくない狭い住宅が一般的になっています。戸建てならば、3階建ても可能ですが、集合住宅ともなると狭さが著しく感じます。

近年、日本人も西洋式の生活を送るようになり、畳に代わってフローリングが普通に床材として使われるようになってきました。それに伴い、ベッドで寝る人達が増えてきています。

 

しかしながら、狭い部屋に大型家具であるベッドを置いてしまうと、更に窮屈な印象となってしまいます。

更に、2台目ともなると、シングルサイズでも圧迫感を感じてしまいます。

これでは、大切な眠りが余計なストレスのために十分に深いものとならず、浅いものとなることが考えられます。

こうなると、心身の疲れが回復しないため、日常の生活にも支障がでてきしまいます。このため、狭い部屋をいかに快適に過ごすかが重要となります。

そのため、1つの部屋にシングルベッドを2つ置くには、何かしらの工夫が必要となります。これは決して無理なことであるとは考えられません。

 

▪6畳に並べて置けるというメリット▪

日本の部屋の広さは、畳を使っていたため、畳という単位で表されます。寝室として利用される部屋の大きさは、6畳が一般的であると言えます。そもそもの家全体が狭いため、やむを得ないことです。

この限られた狭い寝室であっても、シングルサイズのベッドならば、2台置くことが十分可能となります。

1畳を約1.62平米とすると、6畳ならば約9.72平米となります。標準的なシングルサイズは、約105 cm掛ける約210 cmから約2.2平米です。従って、2台置けば、約4.4平米の場所が必要となります。

つまり、6畳にシングルベッドを2つ置くと、だいたい半分の面積がベッドに使われることになります。

これであれば、ベッドを壁に寄せれば、充分な空きスペースを確保することができます。最低限として、歩くための動線は確保することはできます。

また、ベッドには床板下が収納スペースになっている跳ね上げ式ベッド、そして、床板下に引き出しの付いている引き出し式ベッドという仕様があります。これならば、狭い部屋も有効に空間を利用することができます。

 

▪並べると隙間が空くというデメリット▪

もともと別々のシングルベッドを並べると、両者の間に隙間が空いてしまうことがあります。この隙間がそのままだと気になって眠れなくなってしまうこともあるかもしれません。

そこで、このような隙間を解消するためのアイテムがあります。それは、ボックスシーツと呼ばれるもので、2つのベッドのマットレスをまとめて覆うことができる広さを持つシーツです。これを用いることで、隙間で悩まされることもなくなります。

 

しかしながら、このようなアイテムを使わなくても、連結ベッドという製品があります。これは、予め、ベッドを並べて使うことを想定した仕様で、2台のベッドを金具で固定して動かないようにして隙間が生じないようにします。

これによっても隙間問題がなくなることになります。

 

▪片方をいつでも移動できるというメリット▪

生活しているにつれて、やがて部屋の家具の配置を変えたり、模様替えをしたりすることがあります。

その結果、それまで2台並べていたシングルベッドを並列して置けない事態になることも予想されます。しかし、シングルベッドという小さなサイズであるので、並列させて使わずに、離して再度、同じ部屋で使用し続けることも可能です。

子ども部屋で並べて使っていて、子どもが成長した際に室内のレイアウトを変更したい場合に、並列させていたシングルベッドならば、直ぐに動かすことができます。

 

連結ベッドは、このような子ども成長も見越して、金具を外すことで個々のベッドとして使うことができるように設計されています。

 

▪まとめ▪

以上より、狭い部屋にベッドを2つ並べて使うことは、小さいサイズであるシングルベッドであれば可能です。その際、歩くスペースや掃除器の入るスペースが確保されます。

これで、狭小や窮屈に伴うストレスのが生じることはないと考えられます。

また、個別のベッドを並べることで隙間が空いてしまうことも心配されます。しかし、全体を覆うことが可能なシーツなどのアイテムも販売されており、これらを利用することでその問題は解消されます。

また、本来は別々のベッドであるので、必要に応じて離して使うなど、とても自由度の高い展開をすることが可能です。

それでは、シングルベッドを2つ並べて、1台では味わえない豊かな日々をお過ごしください。


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