畳ベッドの3つのメリットと2つのデメリット

■畳ベッドの3つのメリットと2つのデメリット■

▪フローリングが普及した日本社会▪

かつて日本の家屋ではどこでも畳が敷かれている和室があることが当たり前でした。しかしながら、その状況は一変してきています。

日本人の生活が西洋化しつつある現状、床材としてフローリングが一般化してきています。その結果、それに適した寝具として、布団からベッドに移行している人達が少なくありません。

また、最近の若者の中には、畳に触れたことがほとんどないという人達も多くいます。従って、このような人にとって、畳は実は新鮮なアイテムであると言えるでしょう。

 

▪畳が使えるという精神的なメリット

高齢者の多くの人は、畳が当たり前のように存在していた時期をともに過ごしています。しかし、逆に、今は畳のある家屋の方が少なくなっています。そのため、畳が部屋にあることで、心が落ち着いて安心することができます。

また、畳に使われているイグサは、とてもよい芳香を放ちます。これに慣れ染んできた人には、郷愁感を抱かせるのではないでしょうか。

 

畳のないことが普通である世代にとって、家の中に畳があることで室内が和の雰囲気に満たされることで、精神的に癒されます。

 

このように、畳が部屋の中にあるだけで、日本人にとって和のテイストを感じることができて、癒やしの効果で落ち着きます。

これを実現するアイテムが、畳ベッドと呼ばれるものです。その名の通り、ベッドの床板に畳が使われていて、マットレスの代わりに布団を敷いて使うものです。

ベッドでありながら、布団を利用できることも、日本人の琴線に触れるものではないでしょうか。つまり、畳ベッドは日本人にとてもおすすめとなるのです。

 

▪湿気に対するメリット

驚かれる方もいるのではないと思われますが、ヒトが寝ている間に約200 mLもの汗をかいているのです。その理由は、睡眠しているときの体温設定が、起きているときよりも低くなっているため、汗をかいて体温を下げる必要があるのです。

従って、ベッドや布団にかかわらず、寝具には湿気が籠もっています。更に、寝ているときに体温で温められているので、高温多湿の状態となっています。こうなると、カビやダニが繁殖しやすくなり、これらを由来とするアレルゲンによって、喘息や接触性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こすことになる可能性があります。

そのため、寝具の湿気対策は重要なことになります。

 

畳の性質として、吸湿性や調湿性に優れていることが挙げられます。つまり、畳は、汗による湿気を一時的に蓄えて、室内が乾燥した際にそれを放出するのです。これにより、適度な調湿効果が期待されます。

 

▪腰痛対策になるというメリット

腰に痛みを持っている人は、寝ることも一苦労です。ベッドに用いられるスプリング式のマットレスでは軟らかすぎて、腰の部分が重みで沈んでしまい、腰に負担を掛けることになります。

そこで、堅めの寝床が好ましいことになります。まさに畳がそれに該当します。適度な堅さを持っているので、腰に負担を掛けずに済みます。

従って、ベッドでありながら、畳が敷いてある畳ベッドは、おすすめとなります。また、ベッドに載ったり、降りたりする際、ベッドに腰掛けることで動作が行えるため、これも腰への負担を減らすことに繋がります。

 

▪畳にダニが発生する可能性があるデメリット

いくら畳が吸湿性や調湿性を備えているといっても、きちんとメンテナンスしなければ、ダニなどが発生してしまいます。

ダニは、ヒトもフケや髪の毛を餌としています。そして、手入れされていない寝具は高温多湿という格好の住みかとなっています。

 

しかしながら、これは、畳ベッドをきちんとメンテナンスすることで防ぐことが充分に可能です。

つまり、通常、床に敷かれた畳と同じように、こまめに布団を上げて、畳に風が当たるようにしてあげることです。これにより、湿気が室内に飛ぶように促されます。

また、布団も干してあげて、湿気を飛ばすことも大切になります。

更に、掃除機でダニの餌となるものを吸い取ることで、ダニの繁殖を抑えることができます。

 

▪床板の畳を処分する際のデメリット

床板の畳を自治体に回収してもらう際には枚数分の費用がいることは、マットレスを使っている通常のベッドと異なる点です。マットレス1枚分の回収手数料(約1,000円)が、畳の枚数分(1枚約1,000円)支払うことになります。

しかしながら、1,000円程度と差額もそれほど額ではないので、あまり気にすることではないかもしれません。畳という和の風情を感じられるものから得られた恩恵を考慮したら、安いものと言えるでしょう。

 

▪まとめ

以上より、畳ベッドは注目されている品です。そのメリットとしては、和を感じさせる畳からもたらされる精神的な安寧、畳の吸湿性・調湿性、腰痛対策が挙げられます。

他方、デメリットとしては、ダニの発生する可能性、処理費用が僅かに高くなることが挙げられます。ダニなどの発生は、きちんと布団を上げたり、掃除機をかけたりすることで防ぐことはできます。

それでは、和の雰囲気を味わいたい人は畳ベッドを導入して、それを実感してみてください。


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