シングルベッドを2台並べた際の隙間はどうなるの? その対応策について

■シングルベッドを2台並べた際の隙間はどうなるの? その対応策について■

▪疑問確認▪

シングルベッドを2つ並べた場合、隙間が間に空いたりしないの、という疑問を持つ方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。

 

▪シングルベッドを2つ並べたくなる日本の住宅事情▪

今更、説明するまでもないことかもしれませんが、日本の家屋は海外と比較しても明らかに狭いです。これは、今に始まったことではなく、明治維新からのことになります。江戸時代の江戸も家屋は狭く、庶民は長屋に間借りして住んでいました。

これには、日本の国土が山で覆われている島国であるため、平らな土地が限られていることが原因の1として挙げられます。また、レンガや石造りという頑丈な建物に比べて、木造の小振りな家屋が多いことも原因として挙げられます。

従って、都市部のような人口密集地域では、狭い土地に延べ床面積が限られた建物が建設されることになるのです。

このような家を構成する個々の部屋は狭いものとなってしまいます。

 

そして、生活スタイルの変化が住環境にも影響を与えています。西洋化の生活が浸透してきて、床材が畳からフローリングに、また、布団からベッドに使うものが移り変わってきています。

しかしながら、布団のように使わないときは仕舞っておくことができるものとは違い、ベッドは使わないときも部屋に鎮座しています。しかも、大型家具の代表格であるため、占める面積も大きなものです。

そのため、快適な生活を送るためにも、いかにベッドを用いるライフスタイルをストレスのないものにするかが重要となります。

つまり、人気のベッドをどのようにして置くかが問題です。

 

▪シングルベッドを2台並べた際の実情▪

ベッドを1台だけおくだけでもとても場所を取ります。そして、居住者も1人ではなく、2人ともなると狭さがとても気になってくるものです。

そこで、二人で生活を送っている場合に、セミダブルやダブルのベッドを置くと寝室はそれでいっぱいになってしまいます。寝室は睡眠だけの部屋と割り切ってしまえば、気にもならないかもしれせん。

しかし、年月を経るに従って、いろいろと暮らしにも変化がでてくるものです。簡単なところでは、部屋の模様替えをしたくなったり、また、物が増えすぎてしまったりします。それから、子どもが生まれた場合には、また事情が変わってきます。

こうなると、大きな場所を占めるセミダブルやダブルのサイズは、小回りが効かないことがあります。

 

そこで、シングルベッドを2台並べるという方法が考えられます。これならば、必要に応じてシングルベッドを個別に使うことができるため、自由度が高いです。

その際、懸念されるのが、シングルベッドを並べた際に、間に隙間が空かないかということです。

 

セミダブルやダブルのように一体化したものでないため、シングルベッドを並べた場合、密着性が強固ではありません。そのため、密着させて毎日使っているうちに、ふとしたことでどちらかのベッドがずれてしまうことは想定されます。

また、もともと、個別のベッドとして使用するために製作されたものであるため、単に並べただけでは、寝ているときにマットレスの間に凹みができる可能性もあります。万が一、凹みができてしまった場合、寝ている際にその凹みの位置に体がはまってしまい、寝心地に影響を与えることになってしまいます。

そこで、何かしらの対策を取る必要があります。

 

▪ボックスシーツというもの▪

手っ取り早い解決策としては、大型サイズのベッドに対応したボックスシートを利用することです。これならば、シングルベッド2台分の面積であれば、包み込むことが可能です。

その結果、間の段差が解消されることになり、寝心地に好影響をもたらすことになります。

 

▪連結ベッドという製品▪

ベッドには多くの種類がありますが、個別の2台のベッドを金具で繋げて、完全に固定して動かないようにしてあたかも1台のベッドのような感じで用いる製品があります。

そのため、ベッドは一体化しているため、フレームに関しては、隙間はありません。そして、床板の上に載せるマットレスも連結ベッドで使うことを想定したものがセット販売されています。そのため、連結ベッドの場合、隙間はあまり気にならないものとなります。

というものの、マットレスは一体化していないので、僅かながらの隙間が生じる可能性はあります。これが気になるのであれば、先ほど紹介したボックスシーツで覆うことでつなぎ目が隠されることになります。

 

▪意図的に間をあけてシングルベッドを並べる▪

個々のシングルベッドが微妙に移動することが我慢できないというのであれば、いっそのこと、間に隙間をあけて2台のベッドを置くことです。これは、本来の使い方であるので、問題はないはずです。

こうした配置でベッドから落下することは、シングルベッドが2台置いてあることとは本質的に問題が違ってきます。気になるようであれば、コルクマットやジョイントマットを堅いフローリングの上に置くという対策が考えられます。

 

また、空間を効率的に使う方策としては、間を離したベッドを個々、壁に寄せることで通路などの空間を生み出すことができます。

 

▪まとめ▪

それでは、個々の製品として開発されたシングルベッドを2台並べた場合、きっちりサイドフレームを付けたとしても、僅かながらの隙間が間にあいてしまう可能性はあります。マットレスの間の凹みになるとその可能性が増します。

これを解決すアイテムとして、ボックスシーツという大きめのシーツですっぽりと2台分のマットレスを覆うことがあります。これならば、隙間が気にならなくなります。

以上より、シングルベッドを2台という変則的な使い方で、快適な住環境を整備してみてはいかがでしょうか。


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