「ベッドのカルチェラタン」の設立宣言

■「ベッドのカルチェラタン」の設立宣言

▪ごあいさつ

ようこそ、当サイトにお越しくださいました。「ベッドのカルチェラタン」という名のサイトを新たに立ち上げました。ベッドに関するあらゆる事象を主題にしてディスカッションすることを目的としています。

どうぞ、宜しくお願い致します。

▪「ベッドのカルチェラタン」の設立

当サイトの存在意義は、ベッドに関するあらゆる事象の問題、疑問、悩みなどを解決することにあります。

人生の3分の1は寝ていると言われています。つまり、一生においてその多くの部分を睡眠が占めているのです。従って、当然ながら、その睡眠の場であるベッドとヒトの関係は、とても緊密なものです。それに伴い、何かしらの問題、疑問、悩みが存在してしかるべきと考えられます。

確かに、寝具は何もベッドだけではありません。布団、ハンモック、寝袋など、さまざまな寝るためのアイテムは存在します。

しかし、日本の現代住宅において畳がほとんど見られなくなっていて、逆に、床材としてフローリングが普及しているように、ライフスタイルが西洋化してきているのです。それ故、フローリングの上に置いて使われるベッドに特化して言及していきたいと考えています。

実のところ、当サイトは、「インテリア家具のカルチェラタン」というインテリア・家具に関するあらゆる事象を扱ったサイトからスピンアウトしたものです。

それ故、コンセプトも同様で、カルチェラタンという大袈裟はタイトルが付けられていますが、オープンアクセスのサイトとして、自由闊達な活動を通じて、ベッドに関する諸事象と向き合って、皆様と一緒に問題、疑問、悩みを解消したいと希望しています。

ご自由に当サイトを利用して、ベッドの知識を深めていただければ幸いです。そして、それを日々の睡眠や暮らしに役立てていただきたいと考えております。

▪カルチェラタン

当サイトの名前にもなっているカルチェラタンですが、quartier latinとフランス語で表記されるように、パリのセーヌ川左岸にあるある文教地区を意味します。かつて、学問の共通語として用いられていたラテン語が使われた地区であることが語源となっています。

そして、その流れは現在でも生き続けていて、この地区は今でも文教地区として多くの学校などが存在して、そこで多くの学生が学んでいるのです。

日本でもその名を轟かせているソルボンヌ大学などを含むパリ大学をはじめとして、名門学校から優秀な人材が輩出されています。

何かを知りたい、そして、問題を解決したいという企図のもとに解説された当サイトの名称にまさに相応しいと考えています。

インターネット上にカルチェラタンとして、ベッドを対象とした事象を皆様と取り組んでいくことで、実際のカルチェラタンのように私達も、ベッドに関して高みに行くことが充分に可能なのです。

▪ベッドと科学

ベッドの歴史は古く、埋葬品や壁画から検証して古代エジプトまで遡ります。それから、今日まで使用されてきているわけですから、試行錯誤の工夫が施されてきていると考えても間違いではないと言えます。

そこには、人類の英知が込められているはずです。問題点を逐次解決することで、時には新たな試みを加えることで、長い時間使用することになるベッドを最適化してきたのです。

ヒトの背骨は決して真っ直ぐではありません。また、寝転んだ際にはお尻の部分に一番重くなっています。そのため、このような不均等な体を負担にならないように支えるための工夫がなされています。それが、マットレスというアイテムに活かされています。その最たるものは、床ずれ防止マットかもしれません。

また、ヒトは寝ている間に約200 mLの汗をかきます。これは、睡眠時の体温の設定温度が覚醒時よりも低く再設定されるために、生理クーラーという冷却システムを用いて汗をかいて体温を下げているのです。その結果、冷えた体表面を通る血流によって脳もクールダウンされ、深いノンレム睡眠に入ることができるのです。そして、次には、基礎代謝によって生じた熱によって体温が上昇し、レム睡眠に入ります。こうして、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に繰り返されます。

この汗が曲者で、寝具が湿気を帯びることになり、体温による熱とあいまって、寝具が高温多湿となります。その結果、アレルギー反応を引き起こすカビやダニが発生することに繋がります。それ故、高温多湿の環境が創出されないような工夫がベッドに施されています。

それが、すのこの床板で、その隙間から湿気や熱が放散されているのです。

このように、ベッドには科学的な要素がふんだんに取り入れられています。従って、ベッドの諸問題と対峙する場合にも、科学的な見地で対応することが賢明なのではないでしょうか。

それが、当サイトで可能なのです。