子どもがフロアベッドから落下しても平気ですか?

■フロアベッドから子どもが落下しても平気ですか?■

▪疑問確認▪

フロアベッドと名の付くベッドから子どもが落下しても怪我をしないのかしら、という疑問を持つ方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。

 

▪ベッドからの落下・転落事故

独立行政法人国民生活センターの「子どもサポート情報 第27号」(2010.5.20)では、8歳の女子がロフトベッドから落下して胸の骨を折って、1ヶ月ほど入院したことが報告されています。

このベッドは、JISマークは付いていませんでしたが、手摺りの高さは安全の基準を満たしていました。それでも、落下事故が起き得ることが理解されます。

従って、ロフトベッドや二段ベッドには落下の危険性が潜んでいることになります。そのため、敷き布団やマットレスはあまり厚みのないものを使うなどの措置が必要となります。

 

更に、「子どもサポート情報 第99号」(2016.4.12)では、母親が少し離れたときに生後4ヶ月の女子が2台並べた大人用ベッドから落下して床に頭部を打ち付けたことが報告されています。

従って、大人用のベッドに赤ちゃんを寝かせてその場を離れることは、落下を防ぐことができないということです。

 

このように、子どもがベッドから落下しないような対策を講じることが必要となります。大切な子どもを事故から守らなければいけません。

 

▪フロアベッドという低いベッド

ロフトベッドや二段ベッドのまったくの対極に位置しているものが、フロアベッドというものです。

これはどういうものかと言えば、その名が示すように、ベッドが床と一体化するほど低くなっているのです。その効果として、ベッドの上面から天井までの距離が最大限に長くなります。そのため、フロアベッドに寝転ぶと天井がとても高く感じられます。

また、フロアベッドから少し離れたところから見てみると、狭い寝室に置かれていたとしても圧迫感をそれほど感ぜずに済みます。

 

つまり、フロアベッドは開放的な空間を演出することができ、とてもリラックスすることが可能となります。それ故、眠りの導入も容易であるだけでなく、深い眠りを得ることもできるのです。

これは、人生の3分の1を過ごす寝室において極めて重要なことです。疲れを残していては、日常の業務などにも支障をきたしてしまいますが、そのリスクが低減されることになります。

そのため、フロアベッドは人気商品となっているのです。

 

▪フロアベッドからの落下

重力があるため、高いところからの落下の危険性は完全に除くことができません。そのため、高さがないベッドになればなるほど、落下による怪我の度合いが小さくなります。

その最たるものであるフロアベッドであれば、床からの高さがあまりないため、落下しても怪我をする心配がほとんどありません。

これも、フロアベッドのメリットとして挙げられます。実際、フロアベッドには幅の広い仕様のものが造られていて、幅が280 cmあるものは家族で一緒に寝ることを前提に開発されたものであると考えられます。

卵と鶏の問題ではありませんが、落下しても怪我をしないように、幅広のベッドは高さが低く抑えられているのです。これがフロアベッドということです。

 

このように、フロアベッドは高さが低いために、落下の危険が低いベッドであると言えます。

▪ヘッドボードによじ登る可能性

赤ちゃんのいつまでも寝返りだけで済むということはありません。やがて立ち上がって歩き出すようになります。それに伴い、行動範囲が広くなって新たなリスクが生じてきます。

フロアベッドは確かに高さが低いため、マットレスの上から床に落下したり、転倒したりしても大怪我には至りません。

しかしながら、フロアベッドのフレームを構成するヘッドボードに子どもがよじ登る可能性が考えられます。この上からマットレスに落下する分にはクッション性があるため、怪我はありませんが、乗り越えて床の上に落下した場合、頭などを打って打撲などの怪我をすることが想定されます。子どもの頭が重いために重心が体の高いところにあるため、落下し易くなっています。

従って、フロアベッドであっても、結局は落下対策が必要となります。

 

▪ヘッドボードからの落下対策

ヘッドボードを乗り越えて向こう側に落下することを防ぐには、壁とヘッドボードの隙間を極力あけないことです。こうすれば、落下することはありません。

壁とヘッドボードの距離は、頭や体が挟まらない程度であって、なおかつ、湿気が停滞してカビなどが生えないように風が通り抜けるものでなければいけません。

これで、フロアベッドは落下の危険性のないものであると認識することが可能となりました。

 

▪まとめ

以上より、フロアベッドはとても低い造りになっているため、床に落下しても大怪我をすることはなく、安全なベッドであると言うことができます。

また、寝室で圧迫感を感じることがなく、幅の広い仕様のものもあるので、家族全員で寝ることも可能です。

それでは、落下の危険性が低くなっているフロアベッドを用いて、家族一緒の睡眠を享受してください。


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