畳ベッドで、腰痛の悩みが解消されないものかしら

■畳ベッドで、腰痛の悩みが解消されないものかしら■

▪お悩み確認▪

腰の痛みには畳ベッドで解決しないものか、という悩みを抱いていらっしゃる方がいるので、その悩みを解消したいと思います。

 

▪畳ベッドの特徴▪

最近、人気となってきているものとして畳ベッドがあります。これは、その名前からも推察されるように、ベッドと畳が共存したものです。つまり、床板に畳が使われているという少し斬新なベッドになります。

今の日本の家屋には、昔のように畳が敷かれている部屋があることは、とても珍しくなりました。

そして、現在、畳に取って代わったものがフローリングです。それに伴い、寝具も布団からベッドが普及するようになりました。

その結果、今までと違った問題が発生するようになりました。その1つが、腰痛に関する問題です。

 

▪腰痛の原因と対策▪

腰痛の原因としては、実のところ、さまざまな理由が存在していますが、はっきり分からないことがほとんどなのです。それは、9割近くにもなります。原因と特定できないものでも、腰の椎間関節、および、腰の筋肉に問題があるとされています。

従って、腰の関節や筋肉に負担を掛けないような心掛けがとても大事になります。特に、寝ている際に、腰に負担が掛かっているのです。

つまり、柔らかすぎるマットレスは、その上に寝ている際、重さで腰の部分が沈み込んでしまうため、腰に負担が掛かることになります。

逆に、堅すぎるマットレスでは、沈み込まないため、腰が浮いてしまうことがあります。こうなると、腰の筋肉が緊張した状態となり、余計な負担を掛けることになります。腰の筋肉が固まって痛みに繋がることにもなりかねません。

 

そのため、腰痛でお悩みの方は、柔らかすぎず、堅すぎずという絶妙な堅さを備えた寝床で寝ることが重要となるのです。

 

▪適度な堅さの畳と布団のセット▪

畳は、スプリング式のマットレスと比べて、堅いものです。その上に布団を敷くことで、軟らかくもなく、堅くもない寝床を設えることが可能です。

従って、床板として畳を採用している畳ベッドを用いることで、ベッドでありながら、畳に布団を敷いて寝るという生活を送ることができるのです。

こうなれば、腰への負担は軽減されます。

 

しかも、畳ベッドであれば、畳の位置がちょうど腰掛けるのによい高さにあるため、ベッドに載ったり、反対に、降りたりするのに便利です。腰に余計な負担が掛からずに、乗り下りができるのです。これは、床敷きの畳にはないメリットであると言えます。

 

▪高反発マットレス▪

どうしてもマットレスで寝たいというのであれば、高反発マットレスを利用する方法があります。これは、全身を高反発のマットレスが受け止めることができるので、腰だけに負担が掛かることはありません。

通常のベッドでの使用には問題はありませんが、畳ベッドでも使えないことはないと言えます。これにより、布団を敷いてもフィットした感じで寝ることができると考えられます。

 

▪医療機関での腰痛診断▪

腰痛の原因は、分からないことが多いため、自己判断で原因を断定することは思わぬ事態に陥る可能性があります。そのため、医療機関で相談や診察してもらうことが賢明です。

また、ストレスによって、脳内の痛みの感知を緩和する作用を神経に対して行う神経伝達物質や脳内ホルモンの分泌が減少することがあります。従って、いかにストレスのない生活を送るかが大切になります。

 

畳ベッドは、適度な堅さの畳を備えているだけではなく、仕様によって収納を床板下にあるものもあります。これを用いれば、物が片付くため、寝室が物で溢れることが避けられ、余計なストレスを感じなくて済みます。

また、床から一段高くなっているので、布団のように床から舞い上がるホコリの影響をそれほど受けません。

これは、精神的な腰痛対策になるだけではなく、心地よい睡眠を得るためにもとても大事なことです。

 

▪まとめ▪

以上より、腰痛に悩まされている人は少なくないと考えられますが、その原因はよく分からないことがほとんどです。しかしながら、腰の椎間関節、および、腰の筋肉に原因があることが多くなっています。そのため、腰への負担を軽減することはとても大事になります。人生の3分の1を過ごす睡眠は、腰痛にとってとりわけ重要となります。というのも、横になるため、腰に体重が掛かるため、柔らかいマットレスでは腰が沈み込むことになります。また、堅いマットレスでは、腰の部分が浮き上がってしまいます。いずれの場合も腰に負担が掛かるので、腰痛対策とはなっていません。

そこで、柔らかくもなく、堅くもない寝床である畳と布団のセットがおすすめとなるのです。それが、畳ベッドによって可能となります。更に、畳の位置が腰掛けるのに適した高さにあるので、乗り下りの際に足腰に負担が掛かりません。

それでは、腰痛対策として畳ベッドを導入して、快適な眠りを享受してください。


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