イノベーションを話題とした煎茶の夜咄
先日、20日(日)に、京都の哲学の道界隈にある田能村直入ゆかりの建物で、若王子倶楽部左右の企画である煎茶の夜咄に参加してきました。
その主題として、「変革」、「イノベーション」が取り挙げられ、話が盛り上がりました。
京都女子大学・前﨑信也准教授、京都大学大学院思修館・山口栄一教授らと議論をしたり、佃梓央・一茶庵宗家嫡承の入れた煎茶を飲んだり、三友居の点心や佐々木酒造の銘酒を飲食したりして楽しい一時を過ごしました。
現在、日本社会は閉塞感があり、現状を打破するためのイノベーションが求められています。
博覧会など、明治期に諸外国と交易するために様々な模索をしていますが、これは、現在の日本でも求められることではないでしょうか。
特に、京都には世界的なハイテク企業が多数活躍していますが、その背景には京都という土地柄が深く関与しており、このような議論を交わす場所として適した場所と言えます。
これから、日本の人口が減っていくことが確実であるため、内需から外需を指向した経済展開をしていくことになると考えられます。
日本の総合芸術である茶の湯の役割が、今後、ますます大きくなっていくのではないでしょうか。